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『ターミネーター2』ジェームズ・キャメロン、エクスタシーをキメて構想していた

ジェームズ・キャメロン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28003289954

不朽の名作『ターミネーター2』(1991)については、公開30周年を経た今も語るべきことが多い。米The Ringerに登場したジェームズ・キャメロンによれば、本作の主人公のひとりであるジョン・コナー少年期のアイデアは、ドラッグと、スティングの楽曲からインスピレーションを受けて誕生したのだという。

「E(エクスタシー)でハイになって、『ターミネーター』のノートを書いていたことを覚えています。そこでスティングの曲を聴いて、くらっちゃって。“ロシア人だって自分の子供が可愛いはずなんだ(I hope the Russians love their children too.)”というところなんですけど。それで思ったんです。“核戦争って、人生そのものへのアンチテーゼだな”って。それで、あの子(ジョン・コナー)が出来たんです。」

※エクスタシー:MDMA。『ターミネーター2』が製作された1980年代に広まっていた。

「マンダロリアン シーズン3」「アソーカ」解説

キャメロンがハイになって聴いてたスティングの楽曲は1985年の「Russians」で、冷戦時代における西側からロシア(ソ連)に対する恐怖や、「イデオロギーは違っても、みな同じ人間なのだ」というメッセージを歌う曲。核戦争勃発の日である“審判の日”への緊張感が漂う『ターミネーター2』の構想にあたって、この「Russians」から受けたインスピレーションが役立ったということだ。

『ターミネーター2』構想時はエクスタシーをキメていたというキャメロン。一体どのようなビジョンを見て、ジョン・コナーというキャラクター像を浮き上がらせたのだろう。もちろん、そのプロセスを再現するわけにはいかないから、スティングの楽曲を聴くまでにしておこう。

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Source:The Ringer

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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