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『ターミネーター:ニュー・フェイト』サラ・コナー役リンダ・ハミルトンが復帰を語る ─ シュワちゃん&監督も歓喜、新キャストや作風の見どころも

ターミネーター:ニュー・フェイト
c 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

アーノルド・シュワルツェネッガー主演、『ターミネーター』シリーズの最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』が2019年11月に全国公開される。映画史に残る傑作となった『ターミネーター2』(1991)の正統な続編となる本作には、シリーズの生みの親であるジェームズ・キャメロンがプロデューサーとして復帰。サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンも再登板する。

2019年4月4日(米国時間)にラスベガスで開催された「Cinema Con」には、シュワルツェネッガーやハミルトンら出演者とスタッフが登場。パラマウント・ピクチャーズのジム・ジアノプロスCEOは「ジム(ジェームズ)が『ターミネーター2』に残してきたものを再開する」物語だと明言した。米IGNのインタビューでは、キャメロンの信頼を受けて監督を務める『デッドプール』(2016)のティム・ミラーが、何よりもハミルトンの出演に強く惹かれたことを明かしている。


「映画が成功するかダメになるかは、すべてが動き出したとき、登場人物を大切に思えるかどうかにかかっています。[中略](今回は)キャラクター同士の関係性にきちんと焦点を当てたかった。リンダが復帰したことは、今回の『ターミネーター』を新鮮なものにしましたし、またストーリーの面ではサラ・コナーを描くほかありませんでした。それが何よりも大切なことだったんです。リンダは以前の自分に敬意を払いつつ、新しいものを取り入れて、役柄を新たに生み直してくださいました。」

シュワルツェネッガーもイベントの壇上で「この映画は次の選挙に出るための資金調達なんで」と周囲を笑わせながら、「ジムにリンダ・ハミルトン、みんなが帰ってきてくれて本当に嬉しい。1984年にすべてが始まり、僕の人生は変わったんです」と振り返った。

ターミネーター:ニュー・フェイト
c 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

リンダ・ハミルトン、再登板への気合い

その一方でハミルトンは、出演を引き受けるまでに「6週間ほど熟考する時間をもらいました」と米Varietyに語っている。「自分がやりたいのかどうかがわからなくて。恥も知らず、お金稼ぎでやるようには見られたくなかったですしね。セレブリティと関わらず、静かで豊かな生活をしていますから、それを引き換えにしてまで出るのかどうかをきちんと考える必要があったんです」。

しかし出演を決めたハミルトンは、再びトレーニングを積んで撮影に臨んだ。シュワルツェネッガーによれば、ハミルトンは『ターミネーター2』の撮影当時、現場で腕立て伏せや懸垂を重ねることに余念がなかったという。「恐れ入りました。今回もセットに来て、同じことをやってましたから」。

『ターミネーター2』以来、ハミルトンは「脚本が魅力的ではない」としてシリーズ続編への出演を断ってきたという。現在もハミルトンは、過去3作品について「忘れてもらってもいいですよ」と笑顔でブラックジョークを飛ばすほどだ。

「私たちがシリーズを立ち上げて、そこに力を注いできたわけですが、どういうわけか、私たちが大切にしているキャラクターは(続編に)登場しなかった。それなのに登場人物もストーリーのポイントも多すぎますよ。(本作で)私たちは焦点を絞り直すことに成功したと思います。最初の2作に通じる映画になりますよ。」

ターミネーター:ニュー・フェイト
c 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

ちなみにハミルトンは、スタジオと出演契約を結んだ作品数については明言を避けている。とぼけながら「私は死んだことにしようと思ってるんです。そうすれば新作に出なくてもいいですから」と笑った。

シリーズに新たな風

ミラー監督は『ターミネーター:ニュー・フェイト』について、壇上で「すごく控えめに言っても、これは“自分が好きだからやる仕事”ですよ」と話した。シリーズのファンだったという監督は、作品に新たな風を吹かせることにも挑んだという。IGNの取材では、わずかに本作のトーンが語られているのだ。

社会の猥雑な部分が主な舞台になっている映画なので、アクションの筋立てに、インディーズ映画のような雰囲気を持ち込みたいと思いました。少なくとも大作映画では見たことのないものにしたくて。パワフルで躍動的なシーンがたくさんありますが、映画の後半にかけては、もう止まりませんよ。独特の、新しいものを一生懸命作りました。ただお互いに殴り合うだけじゃない、ジェットコースターのような体験です。最高だと思いますよ。」

さらに本作には、シュワルツェネッガー&ハミルトンのほかに若手の新キャストも参戦している。『オデッセイ』(2016)『ブレードランナー2049』(2017)のマッケンジー・デイヴィスのほか、主要人物のダニ・ラモス役に新鋭ナタリー・レヴェス、その兄役でディエゴ・ボネータ、新たなターミネーター役でドラマ「エージェント・オブ・シールド」(2013-)のガブリエル・ルナが起用されたのだ。

ミラー監督は「マッケンジーは素晴らしいですよ。すごくカッコいいので、みなさん驚くと思いますね」と述べているほか、「ナタリーも非常に良いんです」と賛辞を贈った。「脚本を読んだ時には“戦士とか兵士とか、ワクワクする役じゃないんだな”と思われたり、ほかの4人の方が目立つんじゃないかと(スタッフに)心配されたかもしれませんが、そんなことは全くありませんでした。彼女はすごい、本当にすごい」。

映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』は2019年11月全国ロードショー

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Sources: IGN, Variety, Deadline

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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