ハリウッド版『AKIRA』新監督に『マイティ・ソー バトルロイヤル』タイカ・ワイティティが契約交渉中

大友克洋による漫画作品『AKIRA』(講談社刊)は、これまで幾度となくハリウッドでの実写映画化がささやかれてきた作品だ。ワーナー・ブラザース社や俳優レオナルド・ディカプリオをはじめとしたプロデューサー陣はプロジェクトを前進させようと尽力してきたが、現在もなお監督が決まっていない状況なのである。

しかしここにきて、新たな監督候補者として意外な名前が浮上してきた。米Deadlineによると、『マイティ・ソー バトルロイヤル』の公開が控えるタイカ・ワイティティ監督がワーナーとの契約交渉に入ったというのだ。なお同誌によると、この企画では全6巻の原作を2部作として映画化する意向だという。

Taika Waititi speaking at the 2017 San Diego Comic Con International, for "Thor: Ragnarok", at the San Diego Convention Center in San Diego, California. / Photo by Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36201776766/ )

Taika Waititi speaking at the 2017 San Diego Comic Con International, for “Thor: Ragnarok”, at the San Diego Convention Center in San Diego, California. / Photo by Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36201776766/ )

ワイティティ監督は、これまで『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(2014)や『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』(2016)など、インディペンデントのコメディ作品を手がけてきた人物だ。鮮やかなストーリーテリングとユーモアセンスが評価されて、マーベル・シネマティック・ユニバース作品『マイティ・ソー バトルロイヤル』で初の大作映画に抜擢されている。
ちなみに今後の作品には、故マイケル・ジャクソンのペットだったチンパンジーを描く『バブルス(原題:Bubbles)』、第二次世界大戦中が舞台のコメディ『ジョジョ・ラビット(原題:Jojo Rabbit)』が待機しているとのことだ。

これまでハリウッド版『AKIRA』の監督にはあらゆる名前が現れては消えていった。
2017年に入ってからだけでも、『ライフ』(2017)のダニエル・エスピノーサや『ライト/オフ』(2016)のデヴィッド・サンドバーグが噂されたほか、『ゲット・アウト』(2017年10月27日公開)が評価されたジョーダン・ピールも交渉に入っていたと報じられているのである。しかし結果としてサンドバーグはDC映画『シャザム!(原題:Shazam!)』に就任し、ピールも自身のオリジナル作品を重視したため契約には至らなかった。

しかし裏を返せば、こうした動きはいよいよワーナーが『AKIRA』の製作に本腰を入れ始めたということだろう。タイカ・ワイティティの作風が『AKIRA』に合うかどうかは議論の余地があるかもしれないが、ひとまず映画ファンなら気になる人選であることは間違いない。続報を注視しよう!

映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』は2017年11月3日より日米同時公開

Sources: http://deadline.com/2017/09/akira-taika-waititi-director-thor-ragnarok-1202173164/
http://www.cbr.com/akira-taika-waititi-thor-ragnarok/
http://deadline.com/2017/02/taika-waititi-mark-gustafson-bubbles-michael-jackson-berlin-1201908119/
Eyecatch Image: Taika Waititi speaking at the 2017 San Diego Comic Con International, for “Thor: Ragnarok”, at the San Diego Convention Center in San Diego, California. / Photo by Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36201776766/ )

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稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。

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