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『デッドプール』シャッタースター役、シリアスな再登場に期待 ─ 「ガンビットと同じことができるはず」

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『デッドプール』シリーズでXフォースの一員・シャッタースター役を演じたルイス・タンが、シリーズへの復帰と、さらなる深化への期待を語った。

いまや『モータルコンバット』シリーズや「コブラ会」最終シーズンでも話題のタンは、『デッドプール2』(2018)でシャッタースター役として初登場し、デッドプール率いるXフォースのメンバーとして活躍したがあっけなく死亡。ただし『デッドプール&ウルヴァリン』(2024)では無事に復活し、主人公ウェイド・ウィルソンの誕生日を祝福していた。

もっとも、演じるタンはシャッタースターのキャラクターをもっと掘り下げたいと考えているよう。米ComicBook.comのインタビューでは、過去2作で「キャラクターがあまり描かれていなかった」といい、同じく『デッドプール&ウルヴァリン』に登場して話題を集めた、チャニング・テイタム演じるガンビットのような展開に意欲を示している。

「現実的にはガンビットと同じようなアプローチがベストだと思います。(ガンビットは)カメオ登場して気に入られたことで、よりシリアスに、より充実したバージョンが登場することになります。以前、彼(テイタム)が“コメディ色が薄くなる”と言っていたインタビューを読みました。僕は、きっとシャッタースターでも同じことができると思うんです。」

ここでタンが触れているのは、『デッドプール&ウルヴァリン』で念願の初登場を飾ったガンビットが『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』にも登場すること。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のカメオ出演としては異例の大出世である。

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もし、シャッタースターにもさらなる出番が用意されるなら──。タンが実現を願うのは、コミックにおけるシャッタースターのルーツである“モジョーワールド”の実写化だ。そこは権力者がエンターテインメントを利用して人々を支配するディストピアであり、決闘がテレビ中継され、人の死さえも娯楽になっている。

「モジョーワールドは、AIが話題で、画面やSNSへの執着が蔓延している今こそタイムリーだと思います。いわば巨大な『マッドマックス』のような世界観で、人々はテレビで人が死ぬのを見たがっている。[中略]この時代にふさわしいテーマで、クールな世界になると思うんです。」

ちなみにタンは、マーベルドラマ「アイアン・フィスト」シーズン1(2017)にもゲスト出演していたが、同作の主人公アイアン・フィスト役や、MCU映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)のシャン・チー役を演じる可能性があったことも明かしている。アイアン・フィスト役ではタイミングが合わず、またシャン・チー役はオーディションのほぼ最終候補に残っていたというのだ。

「アジア系のスーパーヒーローが登場するのはいつになるのかと、『シャン・チー』や『クレイジー・リッチ!』(2018)よりもずっと前、そういものがトレンドになる前から言っていました。その姿勢が今でも変わっていません。」

マーベル映画への復帰は不明ながら、タンは『モータルコンバット2(原題)』でも再びアクションを見せてくれることになるだろう。アクション・スリラー映画『Safe House(原題)』や、ケイト・ベッキンセール主演『Wildcats(原題)』など、いくつもの出演作も待機している。

Source: ComicBook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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