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「ポール・ダノは最弱の役者、ひどい、面白みがない」タランティーノが酷評、SNSでも困惑の声「何かあったのか」

ポール・ダノ クエンティン・タランティーノ
Elena Ternovaja https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Paul_Dano_at_Berlinale_2024_Ausschnitt.jpg | THE RIVER | Remixed by THE RIVER

「ポール・ダノは全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)で最弱の役者だ」。映画監督クエンティン・タランティーノが、『THE BATMAN ―ザ・バットマン―』(2022)や『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)などで知られる俳優ポール・ダノを辛辣に酷評した。

問題の発言が飛び出したのは、ポッドキャスト「The Bret Easton Ellis Podcast」だ。“21世紀最高の映画”を選ぶという企画で、ポール・トーマス・アンダーソン監督『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)を第5位に選ぶと、「大きな欠陥がなければ、1位や2位に選んでいた可能性もあった。その欠陥こそポール・ダノだ」と言い放ったのである。

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』は、20世紀初頭のアメリカ西部を舞台に、山師のダニエル・プレインビュー(ダニエル・デイ=ルイス)が石油採掘で富と権力を手に入れていく物語。ダノが演じたのは、プレインビューが牛耳るようになった町に住む牧師イーライ・サンデーと、双子の兄弟ポール役だった。

タランティーノはこの映画を、デイ=ルイスとダノの「二人芝居」になるべきものだと形容した。「明らかに二人芝居でなければならないはずだ。しかし、二人芝居になっていないことはあまりにも明白だ」と。

「彼(ダノ)はひどい。あまりにも弱い。ダニエルに完全に食われている。あの役をオースティン・バトラーがやっていれば素晴らしかったと思うよ。彼(ダノ)は本当に弱い、面白みがない。ダニエル・デイ=ルイスに強力な引き立て役が必要ないことはわかるけれど、この映画には必要だったんだ。」

あまりの酷評ぶりに、ホストが「(デイ=ルイスの)演技が圧倒的で、ダノを凌駕してしまったのかも」と言うと、タランティーノは「じゃあ、彼(デイ=ルイス)と全米映画俳優組合で最弱の役者を共演させたってことか? 世界最弱の男と?」と反応した。

もっとも、ダノは『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』で英国アカデミー賞の助演男優賞にノミネートされるなど高い評価を受けた。ホストも、“この映画で求められるべき仕事はきちんとこなしていたはずだ”とダノをフォローしている。

するとタランティーノは、「僕が言ってるのは、彼(ダノ)がひどい演技をしているってことじゃない」と応答。「言いたいのは、彼の演技には存在感がないってこと。僕は彼が好きじゃないんだ」と話した。「僕はオーウェン・ウィルソンも好きじゃない。マシュー・リラードも好きじゃない」──とんだとばっちりである。

このあまりにも激しい酷評には、SNSでも映画ファンの間で「タランティーノはポール・ダノに母親を取られでもしたのか?」「二人の間に何かあったのでは?」と心配の声やジョークが飛び出しているほどだ。

ちなみに、このポッドキャストにおけるタランティーノの放言・毒舌ぶりはこれにとどまらず、『ハンガー・ゲーム』シリーズは日本の『バトル・ロワイアル』のパクリだと主張。この発言はシリーズの出演者から「確かに似た題材ではあります。でも、誰だって何かから拝借しているもの」となだめられている。

Source: The Bret Easton Ellis Podcast, The Hollywood Reporter

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THE RIVER編集部THE RIVER

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