タランティーノ版『スター・トレック』脚本家が決定 ─ 『レヴェナント:蘇えりし者』執筆、J・J・エイブラムスも評価

クエンティン・タランティーノが監督予定のR指定版『スター・トレック』の脚本を、『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)のマーク・L・スミスが手がけることがわかった。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。
タランティーノは『スター・トレック』の脚本家候補として『カオス・ウォーキング(原題:Chaos Walking)』のリンジー・ビアー、『アイアンマン3』(2013)『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)のドリュー・ピアースらと面会したと報じられていたが、その中で最有力視されていたのがマーク・L・スミスだった。
ジーン・ロッデンベリーが製作したSF特撮作品『スター・トレック』は、テレビシリーズ・映画作品として高い人気を獲得しており、2009年には、のちに『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)を手がけるJ・J・エイブラムスによってリブート版が製作され、その後の作品も大ヒットを収めている。
このたび、タランティーノ版『スター・トレック』の脚本家としてマーク・L・スミスが選ばれた理由は明らかにされていないが、スミスが手がけた2018年公開予定のスリラー映画『オーバーロード(原題:Overlord)』の脚本は、本作にもプロデューサーとして参加する予定のJ・J・エイブラムス、およびパラマウント社より好評価を得ていたという。
なおタランティーノは現在、監督第9作目となる映画の準備中。1960年代後半~1970年代前半にかけて起こった、チャールズ・マンソンの教唆による凶悪連続殺人事件を背景とする物語になるようだ。被害者の一人であり、映画監督ロマン・ポランスキーの妻シャロン・テートを『スーサイド・スクワッド』(2016)のマーゴット・ロビーが演じる可能性があるということでも話題を呼んでいる。なお同作は2018年春より製作開始、2019年8月9日に全米公開予定だ。
タランティーノがこの新作映画を製作している間、マーク・L・スミスは『スター・トレック』の脚本を執筆する予定だという。タランティーノはジーン・ロッデンベリーによるオリジナル版『スター・トレック』の大ファンとのことで、その出来栄えに期待がかかるところだ。
(文:まだい)
Source: http://deadline.com/2017/12/quentin-tarantino-star-trek-mark-l-smith-jj-abrams-the-revenant-paramount-pictures-1202231379/
http://www.comingsoon.net/movies/news/911003-quentin-tarantinos-star-trek-film-nabs-the-revenants-mark-l-smith#/slide/1
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19702707206/ )