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巨匠アンドレイ・タルコフスキーの伝記ドラマシリーズ製作へ、『LETO -レト-』監督が就任

アンドレイ・タルコフスキー Andrei Tarkovsky
Festival de Cine Africano - FCAT https://www.flickr.com/photos/mcatarifa/8033226904/

『惑星ソラリス』(1972)『ストーカー』(1979)などの傑作を世に放ち続けてきた、ロシアの巨匠アンドレイ・タルコフスキー監督の生涯を描く伝記ドラマシリーズ(タイトル未定)に、『LETO -レト-』(2020年7月24日公開)の鬼才キリル・セレブレンニコフが監督・脚本家として就任したことがわかった。米Varietyが報じている。

タルコフスキー監督といえば、『ノスタルジア』(1983)『サクリファイス』(1986)など神秘的な映像美を通して、世界の破滅、人類の救済、罪の許しを生涯に渡って描き続け、“映像の詩人”と称された巨匠だ。一方、同じくロシア出身のセレブレンニコフ監督は、『The Student(原題)』(2016)『LETO -レト-』がカンヌ国際映画祭で批評家から絶賛された。『LETO -レト-』に関しては、フランスの映画批評誌「カイエ・ドゥ・シネマ」の2018年ベストテンにまで選出されている。従って、本シリーズは物語こそ不明だが、鬼才監督が巨匠監督を撮る作品となるわけだ。実に魅力的な組み合わせと言えるだろう。

製作を務めるのは『The Student』『LETO -レト-』、そしてセレブレンニコフ監督の次回作『Petrov’s Flu(原題)』に引き続き、プロデューサーのイリヤ・スチュワート率いるHype Film。この度、スチュワートは「アンドレイ・タルコフスキーと彼が手掛けた傑作は今も映画界、全世代の映像作家たちに多大な影響を与え続けています」と語っている。「キリル・ セレブレンニコフのような独創的なビジョンを持っている監督・脚本家と共に再び映画を製作できることを大変光栄に思います」。

また、スチュワートは本シリーズの他にも様々なプロジェクトが進められていることを明かしている。「これから数ヶ月以内に発表されますが、世界の配信プラットホーム用に、ロジアに焦点を当てた複数のプロジェクトを準備しています。多くの人たちが求めている、ロシアにおける豊富で壮大な歴史について描く物語を届けられることを楽しみしています」。

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Source: Variety

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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