チャニング・テイタムが『ゴースト/ニューヨークの幻』をリメイクか ─ ろくろの名シーン、「すべてがセクシュアル」
『マジック・マイク』シリーズや『ザ・ロストシティ』(2022)のチャニング・テイタムが、ロマンス映画の傑作『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990)の権利を獲得しており、リメイク製作を熱望していることがわかった。米Vanity Fairのインタビューにて明かした。
『ゴースト/ニューヨークの幻』は、暴漢に襲われて命を落としたサム(パトリック・スウェイジ)がゴーストとして現世に残り、恋人モリー(デミ・ムーア)を守るロマンティック・ファンタジー。サムに協力する霊媒師オダ・メイを演じたウーピー・ゴールドバーグがアカデミー賞助演女優賞に輝いたほか、作品自体もアカデミー作品賞、編集賞、作曲賞にノミネートされ高い評価を誇った。ライチャス・ブラザーズの「アンチェインド・メロディ」に乗せて、サムとモリーがろくろを回す姿は名シーンとして今もなお語り継がれている。
テイタムはインタビュー内で「なぜ『ゴースト』にろくろのシーンがあったのか、今は分かるんです。すべてのプロセスがとてもセクシュアルなんですよね」。「『ゴースト』は素晴らしい作品です。実は、僕たちが権利を持っているんですよ」と告白。テイタムが率いる製作プロダクション「Free Association」が『ゴースト』の権利を獲得し、リメイク製作に乗り出そうとしているというのだ。
必然的にサム役をテイタムが演じることが予想されるが、本作は30年以上前の作品ということもあり、有色人種のキャラクターに若干ステレオタイプな描写が見られることが現在では批判の対象にもなっている。その旨を受けてテイタムは「オリジナルとはちょっと違うものを作ろうとしています。ちょっと変化が必要だと思っています」と、リメイクへの意気込みを語っている。
テイタムは『マジック・マイク』最終編となる『マジック・マイク ラストダンス』が2023年3月に日本公開を控えるほか、『デッドプール2』 (2018)や『ブレット・トレイン』(2022)などの監督デヴィッド・リーチによるスパイ・スリラー映画『Red Shirt(原題)』に主演が決定しており、キャリアは順風満帆。テイタムらしい、ホットで現代的な『ゴースト』に期待しよう。
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Source:Vanity Fair