チャニング・テイタム、『G.I.ジョー』の出演が嫌で7回断っていた ─「続編の開始10分で殺してくれと頼んだ」

チャニング・テイタムにとって、主演映画『G.I.ジョー』(2009)及び続編の『G.I.ジョー バック2リベンジ』(2013)は相当苦い思い出となっているようだ。米Vanity Fairの動画で改めて詳細を語っている。
米ハズブロ社のアクション・フィギュアを実写化した『G.I.ジョー』は日米ほか主要国で同時公開され、米国では大ヒットを受け早々に続編が製作された。しかし、第30回ゴールデンラズベリー賞では最低作品賞など6部門にノミネートされ、最低助演女優賞を受賞してしまったシエナ・ミラーは続編には登場していない。テイタムは本作に出演したことを後悔していると、これまでに何度も言及している。
この件を再度追究しているのがVanity Fairの「噓発見器インタビュー」だ。様々な質問にYesかNoで答え、被験者が嘘をついているかを判定するお馴染みの企画に、テイタムが参加した。
キャリアについてのいくつか質問を受けたあと、「あなたは『G.I.ジョー』でデュークを演じましたね」と切り出されたそばから、かすかに笑いがこみ上げてしまうテイタム。「続編の開始10分で殺してくれと頼みましたか?」と問われ「はい」と即答。「その決断を後悔していますか」の問いにも「いいえ」と即答した。
「なぜですか?」と更に問われると「“やめておきます”って7回断ったのに、条件をつけられて、やらざるを得なかったんです。だから2作目も1作目と同様、全然出たくなかったですよ」とぶっちゃけるテイタム。「真実を言っています」との決断が下された。
過去の出演作には複雑な想いがあるテイタムも『ドッグ』(2022)では主演ならびに監督を務め、2023年3月に日本公開となる『マジック・マイク ラストダンス』では製作にも関わるなど、近年のキャリアはより充実したものに違いない。ロマンス映画の傑作『ゴースト/ニューヨークの幻』の権利を獲得し、リメイクに乗り出すなど、前途は洋々だ。
Source:Vanity Fair