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アベンジャーズ、ブラックパンサーほかマーベル映画がティーン・チョイス・アワードで多部門制覇!グレイテスト・ショーマンも

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
© Marvel Studios 2018

2018年8月12日(現地時間)、米国にてティーン・チョイス・アワード(The Teen Choice Awards 2018)の授賞式が行われた。ティーンエイジャーを対象にオンラインで投票が行われる本賞は、まさしく“現代のティーンがどんな作品や俳優、音楽などに注目しているか”が如実に現れるのが特徴だ。

驚くべきは、映画部門の多くを『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)をはじめとしたマーベル・シネマティック・ユニバース作品が占めたことだ。本記事では映画部門を中心に、いくらか他分野にも目配せしながら受賞結果を確かめていくことにしよう。

映画部門、マーベル作品の躍進目立つ

映画部門は細やかにジャンル分けされ、その中で作品や出演者が選出されている。チョイス・アクション・ムービー賞には『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が、アクション映画の男優賞には同作でトニー・スターク/アイアンマンを演じたロバート・ダウニー・Jr.、女優賞には同じくナターシャ・ロマノフ/ブラックウィドウ役のスカーレット・ヨハンソンが選ばれた。

マーベル・スタジオは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の受賞を祝する映像付きのツイートを投稿、ロバート・ダウニー・Jr.は感謝の言葉を述べる粋なメッセージ映像で授賞式に登場している。

「(今回の受賞は)私にとって非常に大きなことだということをお伝えしなければなりません。私のキャリアにおいて、きっと一番意味のある成果でしょう。みなさんの存在なくして、私はありません。みなさんがいてこそ、私は小さいけれどなくてはならない、マーベル・シネマティック・ユニバースの一員なのです。」

またチョイス・Sci-Fi(SF)・ムービー賞には『ブラックパンサー』(2018)が、SF映画の男優賞には『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のソー役クリス・ヘムズワース、女優賞には『ブラックパンサー』でティ・チャラの妹シュリを演じた新鋭レティーシャ・ライトが選ばれている。

クリス・ヘムズワースは、受賞への感謝を口にしながら『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』のネタバレを喋るも、なぜか映像の乱れで情報が入ってこないというメッセージ映像で授賞式に登場した。

チョイス・ファンタジー・ムービー賞には『リメンバー・ミー』(2017)、ファンタジー映画の男優賞には同作で主人公ミゲルを演じたアンソニー・ゴンザレスが選ばれた。なお女優賞には、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)が最後の作品となったレイア・オーガナ役のキャリー・フィッシャーが選出されている。

また注目は、『グレイテスト・ショーマン』(2017)がチョイス・ドラマ・ムービー賞を獲得し、同作でザック・エフロンが男優賞、ゼンデイヤが女優賞を射止めたことだ。ザック&ゼンデイヤはチョイス・ムービー賞を受賞しているほか、二人が劇中で歌った“Rewrite the Stars”は、音楽部門のチョイス・コラボレーション賞にも選ばれるなど、ティーンからの圧倒的な人気を示している。

グレイテスト・ショーマン
『グレイテスト・ショーマン』ブルーレイ&DVD発売中 © 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

このほかTHE RIVERとして注目したいのは、チョイス・コメディ・ムービーの男優賞を『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2017)のドウェイン・ジョンソンが、チョイス・サマー・ムービーの男優賞・女優賞を『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)のクリス・プラット&ブライス・ダラス・ハワードが、そしてチョイス・ヴィラン賞を『ブラックパンサー』でエリック・キルモンガー役を演じたマイケル・B・ジョーダンが受賞したことだ。
またチョイス・コメディ・ムービー賞に選ばれたのは、ゲイであることを打ち明けられない男子高生を主人公とする青春映画『Love, Simon(原題)』。MTVムービー・アワードでも賞をつかんだ注目作だけに、日本公開情報を待ちたい。

このほか、テレビ部門では「リバーデイル」(2017-)がチョイス・ドラマ・TV賞の作品賞、男優賞(コール・スプラウス)、女優賞(リリ・ラインハート)、チョイス・TV・ヴィラン賞(マーク・コンスエロス)、チョイス・ブレイクアウト・TVスター賞(ヴァネッサ・モーガン)を獲得して大きな人気を証明。チョイス・アクション・TV賞では作品賞に「THE FLASH/フラッシュ」(2014-)が、男優賞に同作のグラント・ガスティンが、女優賞に「SUPERGIRL/スーパーガール」(2015-)のメリッサ・ブノワが選ばれ、DCドラマの存在感を示した。

なおティーン・チョイス・アワードの受賞作品・受賞者一覧は、米Varietyなど複数のメディアが掲載している。本記事で取り上げられなかった音楽部門など、詳しくお知りになりたい方はそちらもあわせてお確かめいただけると幸いである。

Sources: Variety, Deadline
© Marvel Studios 2018

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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