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【東京コミコン2017】『ゲーム・オブ・スローンズ』日本初披露、鉄の玉座に下々の者(来場者)が長蛇の列

©THE RIVER

ポップカルチャーの祭典「東京コミコン 2017」の見どころは、あらゆる企業や団体・個人が工夫を凝らした展示ブースの数々だ。そのなかにあって、群を抜いて“ポップじゃない”作品がドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』だろう。権力をめぐる王座争い、容赦のない流血と裸の数々は、「なぜこんな作品がこれほどの人気なの……」と思わずにいられない、しかしめっぽう面白いシリーズなのだ。

「東京コミコン 2017」でワーナーブラザース ジャパン合同会社が出展するブースでは、この『ゲーム・オブ・スローンズ』に登場する「鉄の玉座」が日本初披露されている。“ポップじゃない”印象の作品ながら、ズバリこの展示は同ブースの「目玉」だ。そう、玉座を前にして、訪れた下々の者(来場者)はただ長蛇の列を作るほかないのである!

禍々しい座り心地を体感すべし

『ゲーム・オブ・スローンズ』鉄の玉座は、ブースの正面に鎮座まします。すぐ右手にはステージがあるので、会場内を少しウロウロしてみればすぐにその場所はわかることだろう。

筆者の訪問した12月2日(土)午前10時過ぎ、すでに王座の前には行列ができはじめていた。昼過ぎにはさらなる行列へと発展していたので、東京コミコンを効率よく満喫したいという方にはお早めの訪問をおすすめしたい。こちらが日本初披露となった鉄の玉座である。

東京コミコン2017
©THE RIVER

禍々しい。そして実際に座ってみると、玉座の思わぬ硬さと冷たさに驚かされることだろう。『ゲーム・オブ・スローンズ』の登場人物たちは、この座り心地の良くなさを求めてあの戦いに身を投じているというのか……?
ちなみに王座に座る際には、一人で訪れてもブースの係員の方が写真を撮影してくれる。手荷物も持ってもらえるので、まさにひと時の王様気分を味わえることだろう。あくまでひと時ではあるが。

なお、ここで撮影した写真に「#ゲーム・オブ・スローンズ」のハッシュタグを付けて投稿し、ブースで画面を見せると、先着1,200名に『ゲーム・オブ・スローンズ』の特製ミニクリアファイルをもらうことができる。
表面は鉄の玉座、裏面にはジョン・スノウ&デナーリス・ターガリエン、サーセイ・ラニスターの表情がデザインされた「第七章:氷と炎の歌」仕様の一品だ。

東京コミコン2017
©THE RIVER

ちなみに開催時間中は、デナーリス(のそっくりさん)が玉座の傍らに立ってくれる。なお、時間帯によっては不在になってしまうようなのでご了承いただきたい。

それにしても行列に並んで玉座に腰かけ、冷たく硬い座面でひとときの王様気分を味わったかと思いきや、すぐさま元の身分に戻ることになろうとは、王座をめぐる移り変わりとはかくも激しいものだろうか。そういえば『ゲーム・オブ・スローンズ』本編でも、激しい争いのもとで玉座に腰かけた者たちはそれぞれに激しい結末を迎えていた……。
玉座の冷たさとは命を奪われる緊張感、すぐにその座を明け渡すことになろうという宿命の象徴である。しょせん王座とはうたかたの夢なのだ。たぶん。

東京コミコン開催概要

東京コミコンは、スタン・リー氏とApple共同創業者の1人スティーブ・ウォズニアックによって実現した。第二回開催となる今回は、スティーブ・ウォズニアック氏、マッツ・ミケルセン氏カール・アーバン氏ネイサン・フィリオン氏スタン・リー氏マイケル・ルーカー氏の来日が発表されている。

日程:2017年12月1日(金)~2017年12月3日(日)

場所:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1国際展示場 9・10・11ホール)

東京コミックコンベンション公式サイト:http://tokyocomiccon.jp/

前売入場券はチケットぴあ、ローソンチケット、イープラスにて販売中。

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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