ジョニー・デップ、大幅に遅れて「東京コミコン2025」登場、哲学的な言葉語る ─ 「ONE PIECE」尾田栄一郎によるジャック・スパロウのイラストを贈呈
ジョニー・デップが「東京コミコン2025」ステージに登場し、詰めかけた日本のファンを沸かせた。デップは12月5〜7日のイベント会期のうち、6日と7日に参加。主にファンとのサイン会と写真撮影会を行った。

6日はデップの到着が数時間遅れたため、最大で5時間ほど遅れての進行となった。「東京コミコン」でセレブと写真撮影やサインが行えるチケットは有料の時間指定制。6日中に終了できなかった購入者分は翌7日指定に振り替えられたが、7日もデップは遅れての登場。サイン会&撮影会のほか13時から30分間のステージ登壇を予定していたが、これが16時30分開始に変更となり、さらに登場時間は6分間となった。
この度の来日では、自身の個展「A Bunch of Stuff – Tokyo」も開催中のデップ。この日も絵の具のついたデニムやシューズをまとって登場し、超満員のファンにお辞儀。
ついに姿を見せてくれたデップは「これは怖い、気絶しちゃいそうだ」とおどけてから、「あたたかく迎え入れてくれてありがとう」と挨拶。次のように静かに語った。
「ここにいる人数より、皆さんがもっとたくさんいるように感じられます。でも、それは僕の脳が見せているだけかもしれない。あるいは僕は今、病気で病院のベッドで寝ているのかもしれない。これは何も現実ではないのかもしれない。わからない。でも、これが起こっている、こうして皆さんをここで見られている間は、ありがとう。支えてくれてありがとう。」

ゲストにはデップの吹替声優を務める平田広明が登場。「ONE PIECE」尾田栄一郎によるジャック・スパロウのイラストがあしらわれた暖簾がプレゼントされると、「ここに包まれよう」とデップはその間をくぐって見せた。

そのまま短時間の写真撮影を行い、しなやかに退場。デップは海の風のように現れ、あっという間に吹き去っていった。
デップはこのイベントの終了後、初めて当日のサイン会&撮影会に移った。時間進行の都合上、デップの登壇イベントは消滅する予定となっていたが、待ち侘びた多くのファンを思っての本人の希望により実施の運びとなったという。
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