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『プラダを着た悪魔』続編は「デジタル化で時代が変わった」から難しいとアン・ハサウェイ

プラダを着た悪魔
© 20th Century Fox 写真:ゼータイメージ

2006年に公開された映画『プラダを着た悪魔』は世界的な大ヒットを記録し、そのデビューから16年経った今も絶大な人気を誇っている作品の一つだ。過去に愛された映画が続々とリメイクやリブートで蘇るなか、『プラダを着た悪魔』が続編で復活することはあるのだろうか?

『プラダを着た悪魔』はローレン・ワイズバーガーの同名ベストセラー小説の映画化作品だ。一流ファッション誌『RUNWAY』の鬼編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタントとして就職したアンドレア(アンディ)・サックスが、ファッション界のカリスマで要求が高いミランダに振り回わされながらも、成長していく姿が描かれた。

Entertainment Weeklyによれば、アンディ役を演じたアン・ハサウェイが米番組「The View」に出演し、続編が製作される可能性編について訊かれ、こう持論を語っている。

続編が可能なのかどうか分かりません。あの映画は違う時代が舞台ですから。今、すべて(雑誌など)がデジタル化されているし、あの映画はフィジカルなものを作るというコンセプトが軸になっていて、今とはかなり違いますからね。

ハサウェイの言うように、映画で登場キャラクターたちは紙媒体としての雑誌の企画や編集、撮影、出版のために激務に追われ、当時は『RUNWAY』のデジタル版など概念すら存在しなかった。そうコメントしながらも、ハサウェイは続編に興味がないわけではないようだ。「アンディとエミリー(ミランダのもう一人のアシスタント)がミランダにコーヒーを買わなくちゃいけなくなって、それでアンディはヨーロッパのどこかにいるんです。その途中で、イタリアのレストランにいるスタンリー・トゥッチ(アート・ディレクターのナイジェル役)を(車で)拾うことを考えたら心惹かれますね」と、ふとしたワンシーンのアイデアを語る。ただし、「そそられますが、実現するとは思えません」とハサウェイ。「新しい人を見つけて、リローンチすることは出来るかもしれないですね」。

『プラダを着た悪魔』の直接的な続編を製作するならば、SNSが普及しつつあるデジタル版への変遷期を描いたり、ハサウェイが提案したように新キャストを迎え、現代を舞台にリブートもできるかもしれない。主人公がSNSを“バズらせる”ために振り回されたり、消耗したり……全く違う物語が想像できそうだ。

実は続編の可能性が浮上したことも

Source:Entertainment Weekly

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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