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ロバート・ダウニー・Jr.、テレビ界に本格進出 ─ 「ゲーム・オブ・スローンズ」米HBO、製作会社チーム・ダウニーと契約結ぶ

ロバート・ダウニー・Jr.
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/14802403202/

『アベンジャーズ』アイアンマン役や『シャーロック・ホームズ』シリーズなどで知られるロバート・ダウニー・Jr.の製作会社Team Downeyが、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)「チェルノブイリ」(2019)などを手がける米HBOと契約を結んだことがわかった。

The Hollywood Reporterによると、ロバートと妻スーザン・ダウニーによるTeam Downeyは、HBOとの間で1年間の「ファーストルック契約」を締結。ファーストルック契約とは、プロデューサーや製作会社による企画を、特定のスタジオやテレビ局が優先的に見ることができるというものだ。HBOとTeam Downeyは、2020年米国放送のドラマ「Perry Mason(原題)」を共同製作しており、今後さらに関係を深めていくことになる。

Team Downeyは今回の契約にあたり、「HBOは『Perry Mason』に幸福な居場所を与えてくださいました。準備を整え、パートナーシップを拡張し、彼らのブランドが示してきた基準にふさわしい物語を描けることを楽しみにしています」との声明を発表。HBOの編成を統括するケイシー・ブロイス氏は、ロバート&スーザンを「非常に優れたストーリーテラー」と絶賛し、「クリエイティブな関係性に感謝します」とコメント。来たる『Perry Mason』の放送開始に期待を込めた。

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「Perry Mason」は名作ミステリードラマ「弁護士ペリー・メイスン」(1957-1966)をリメイクするもので、企画の第一報は2016年に伝えられていた。当初はロバートが主演・製作を兼任する予定だったが、のちに映画出演のために主演を断念。製作総指揮として企画に残留し、主演の後任者には「ジ・アメリカンズ」(2013-2018)のマシュー・リスが起用されている。

ひとまず1年間のファーストルック契約を結んだことで、Team DowneyとHBOは新たな作品の共同製作を目指していくことになるだろう。今後の企画は未知数だが、「Perry Mason」にロバートが出演する計画だったことを鑑みれば、いずれロバートがHBOのドラマ作品で主演を務める可能性も低くはないはず。「ゲーム・オブ・スローンズ」「チェルノブイリ」のみならず、「トゥルー・ディテクティブ」(2014-)や「ウエストワールド」(2016-)、「ウォッチメン」(2019)など高品質の作品づくりで名高いHBOだけに、さらなる展開に期待がかかる。

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Source: The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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