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『TENET テネット』いよいよ世界順次公開、海外初動成績3,000万ドル突破なるか

TENET テネット
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クリストファー・ノーラン監督による最新作TENET テネットが、2020年8月26日(現地時間)よりアジア・ヨーロッパ圏にて世界順次公開となる。コロナ禍からの“再起動”を象徴する本作には、その興行面にも世界から熱い視線が注がれている。

Deadlineは、このたび『TENET テネット』の海外興行収入の直前予測を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、世界各国で映画館が営業中止に追い込まれて以来、こうした情報が入ってくることは長らくなかったため、あらゆる意味で業界の動きが変わってきたことがうかがえる。ただし各国の映画館では、上映1回あたりの収容人数や上映回数に制限が設けられており、興行予測についても未だかつてない状況だ。あくまでも参考の数値として理解したい。

発表によると、『TENET テネット』の海外興収は、8月26日~30日の5日間で約2,500万ドルを記録する見通し。ただし3,000万ドルを突破する可能性もあれば、もっとも成功した場合には4,000万ドルを超えることもありうるという。このような数字の幅の広さが、まずは興行予測が困難な現状を示しているといえるだろう。

ともあれ「3,000万ドルの壁」を超えるためには、まずはイギリスと韓国でそれぞれ500万ドル以上を稼ぎ出す必要があるとのこと。韓国では新作映画の封切りも始まっており、5日間で1,500万ドルを記録する作品も出ているため、これは十分に実現可能な数値だろう。去る8月22日・23日に実施された先行上映では71万7,000ドル(約590スクリーン)という成績を残したが、待望の本上映ではどうなるか。そのほか、フランスやオーストラリア、ドイツでは3,000万ドル以上、スペインやイタリアでは2,000万ドル以上の興収が必要と報じられている。

コロナ禍以前は、大作映画が公開された場合、興行収入の最新情報は毎日届けられるのが通例だった。ただしワーナー・ブラザースは、本作の海外興収情報を30日まで発表しない見通し。それまでは世界の映画業界が『TENET テネット』の健闘を祈ることになりそうだ。

ちなみに本作は、9月3日にアメリカで、翌4日に中国で、それぞれ劇場公開がスタートする予定。世界の2大映画市場として理解されてきた両国での成績は、本作を経た映画業界の状況を占ううえでも特に重要なポイントだろう。ワーナーは本作を長期的に上映する戦略を示唆しているほか、さらにいえば、ノーラン作品は熱心なリピーターが続出することでも知られる。ありとあらゆる“未知数”をはらみながら、『TENET テネット』はいよいよ世界に打って出るのだ。

映画『TENET テネット』は2020年9月18日(金)日本公開予定

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Source: Deadline

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。劇場用プログラムや各種媒体への寄稿なども喜んで承りますので、お気軽にお尋ねください。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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