『TENET テネット』日本で大ヒット、興収4.5億円の好発進 ─ 世界興収も2.5億ドルを突破

クリストファー・ノーラン監督の最新作『TENET テネット』の全世界興行収入が2億5,000万ドルを突破したことがわかった。日本国内では公開後3日間の興収成績が約4.5億円を記録、きわめて好調な滑り出しとなっている。
米Deadlineによると、『TENET テネット』は2020年9月18日(金)の日本公開後、20日(日)までの3日間で430万ドル(約4億4,941万円)を記録。これは『ダンケルク』(2017)や『インターステラー』(2014)をしのぐオープニング成績だ。そのうち、IMAX上映は38スクリーンで115万ドル(約1億2,019万円)で、ワーナー&ノーラン史上最高記録を樹立。IMAX興収は全体の27%にあたり、その需要の高さを如実に示している。
日本公開を含む海外興行収入の後押しを受けて、『TENET テネット』の世界興収は2億5,010万ドル(約261億3,920万円)に到達。ラテンアメリカ市場では初となるメキシコでも公開を迎えたほか、すでに公開済みのフランスやドイツ、イタリア、ロシア、スペイン、イギリス、韓国といった各市場でも根強い興行を続けているとのこと。今後も海外25市場にて、映画館の営業が再開されたのちの公開を控えている。
現時点で『TENET テネット』は海外興収が約2億1,400万ドル、米国興収が約3,600万ドル。米国では公開から3度目の週末を迎えたが、ニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコといった大都市圏では映画館の営業が今も再開されておらず、作品の興行的ポテンシャルは真に発揮されていない状態だ。米ワーナー・ブラザースは長期的な上映を見据えているほか、大都市圏の映画館が再開される際に大規模な広報を再展開する計画だという。
映画『TENET テネット』は2020年9月18日(金)より全国公開中。日本では連休の前半戦が終わったばかり、後半の興行にも期待がかかる。
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