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『TENET テネット』に注がれる業界復活の期待、ノーラン監督はプレッシャーをどう考える

TENET テネット
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クリストファー・ノーラン監督の最新作TENET テネットが、2020年8月26日から世界各国にて順次公開されている。本作はポスト・コロナにおいて初めて登場するハリウッド大作映画として、業界から“復活”の期待を受けている状況だ。しかし当のノーランは、あくまでもそうしたプレッシャーからは自由な態度を表明している。

CNA Lifestyleの取材にて、本作が「映画の救世主」といった形容を受けていることの感想を問われたノーランは、「僕が責任を負えるのは、できるかぎり最高の映画を作るということだけ」と語った。「映画(cinema)というものは、あらゆる意味で、一本の作品よりも大きいものです。僕が思うに、人は物事をちょっと単純化して考える傾向があります。特にこういう状況だとね」

米国にて映画館の営業が中断され、再開時期が定まらなかった頃、ノーランは『TENET テネット』をなるべく当初の予定通りに公開できるようワーナー・ブラザース側に働きかけていたとされる。その真相をノーラン自身は明かしていないが、「営業可能な映画館では上映してもいいとスタジオが判断してくれたことに、ただ僕は感謝しています」と述べた。「確かに製作中に想像していた公開の形ではないけれども、当時の想像とは世界そのものが違ってしまっている。誰しもそうであるように、そのことには対応しなければいけません」。

そしてノーランは、一連のコメントを観客への感謝で締めくくった。「世界中にいる観客のみなさんが、この作品に反応できるようになってきたことを本当にうれしく思っています。フィルムメーカーとしては、観客に映画を観てもらい、どうだったかを聞かせてもらって、ようやく映画が完成すると思うから」。

映画『TENET テネット』は2020年9月18日(金)全国公開。

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Source: CNA Lifestyle

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。劇場用プログラムや各種媒体への寄稿なども喜んで承りますので、お気軽にお尋ねください。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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