リブート版『悪魔のいけにえ』監督が決定 ─ 「まさにファンが求めているビジョン」

ホラー映画の金字塔『悪魔のいけにえ』(1974)のリブート版の監督に、アイルランド出身の気鋭のクリエイター、ライアン・トヒル、アンディ・トヒル兄弟が就任することが分かった。米Varietyが報じている。
『悪魔のいけにえ』シリーズは、テキサス州を舞台に、若者たちが連続殺人鬼・レザーフェイスによって襲撃される第1作(1974)を皮切りに、1986年・1990年・1995年に続編が製作されたスプラッター・ホラー。2000年代以降作としては、『テキサス・チェーンソー』(2003)と『テキサス・チェーンソー ビギニング』(2006)のリメイク版や、1作目の新たな続編『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』(2013)、1作目の前日譚『レザーフェイス-悪魔のいけにえ』(2018)がある。
本作の企画は2019年9月に報じられていたが、トヒル兄弟が米レジェンダリー・ピクチャーズとタッグを組み、作品を手掛けることが正式に決定した。脚本・製作は、『ドント・ブリーズ』(2016)監督のフェデ・アルバレスが担当。ほか製作には、アルバレスと同作で共同脚本を務めたロド・サヤグースが就任している。
この度の発表に際して、アルバレスは「トヒル兄弟のビジョンは、まさにファンが求めているもの。暴力的でエキサイティング、とても邪悪な作品として、ずっと残り続けるでしょう」とのコメント。
トヒル兄弟は、初長編作品『The Dig(原題)』(2018)や短編作品『Insulin(原題)』(2015)で数々の映画祭で注目を集めてきた。ライアンは「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズなどで美術製作に携わった経歴を持ち、アンディはTV番組やドキュメンタリー作品の編集を務めている。トヒル兄弟にとって、本作が長編作品第2作目となる。
Source:Variety