都市伝説『The Backrooms』実写映画化に『ヴェノム』「ザ・ペンギン」キャストが出演交渉中、A24製作

インターネット都市伝説として有名な『The Backrooms(バックルーム)』が、気鋭の映画スタジオA24によって実写映画化を果たす。この注目企画に、『ヴェノム:ザ・ラストダンス』キウェテル・イジョフォーと「THE PENGUIN ─ザ・ペンギン─」クリスティン・ミリオティの出演予定が報じられた。
バックルームとは、2019年に4chan(ネット掲示板、英語圏における2ちゃんねる)に投稿された、“無機質で何もない迷路のようなオフィス空間”の不気味な画像から派生する一連のインターネット都市伝説。現実世界のバグによって迷い込む、無限に広がる虚無空間とされており、「デジタル時代のスレンダーマン」とも言える存在だ。
次第にさまざまな派生作品が登場。ゲームのようにレベルごとに異なる怪異現象が発生したり、不気味な存在が後ろから追いかけてきたりと、心理不安を及ぼすホラー解釈が重ねられてきた。
2022年には当時若干16歳の映像作家ケイン・パーソンズが制作したファウンドフッテージ型の短編「The Backrooms (Found Footage)」がYouTube上で爆発的ヒット。動画は現在までに6,646万回再生されており、ケインのチャンネル登録者数は268万人を誇る。
A24は2023年にパーソンズが監督を務める長編映画企画を打ち出しており、この度キャスト候補が判明した形。イジョフォーとミリオティの交渉は初期段階にあり、締結に至らない可能性もあるという。
あらすじは不明。脚本はHBOドラマ「DMZ ニューヨーク非武装地帯」(2022)ロベルト・パティーノ。プロデュースには『デッドプール&ウルヴァリン』ショーン・レヴィ、『死霊館』シリーズのジェームズ・ワンと強力なバックアップを固めた。
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Source:Deadline