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『ザ・バットマン』は「従来よりもダークなバットマン映画」に ─ アルフレッド役アンディ・サーキス「ブルースとの心の繋がりが大切」

ロバート・パティンソン アンディ・サーキス
Martin Kraft / CC BY-SA 3.0 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:MJK34345_Robert_Pattinson_(The_Lost_City_Of_Z,_Berlinale_2017).jpg | Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36077836522/ | Remixed by THE RIVER

2021年、DCコミックスによる新たな単独映画『ザ・バットマン(原題:The Batman)』が登場する。ロバート・パティンソンが若き日のブルース・ウェイン/バットマンを演じる本作で、執事のアルフレッドを演じるのは『ブラックパンサー』(2018)のアンディ・サーキス。作品の内容は謎のベールに包まれたままだが、アンディによれば“従来よりもダークなバットマン映画”になるという。

LADbibleの取材にて、『ザ・バットマン』について「ダークで陰鬱なバットマンを期待していいのでしょうか?」と尋ねられたアンディは「そう遠くない、とは言えますね」と笑った。「アルフレッドとブルースの心の繋がりがとても大切な作品です。それこそが中心にあるんです」

既報によると『ザ・バットマン』はコミックの原点に回帰する“探偵物語”で、リーヴス監督は以前「まだ完全にできあがっていないバットマン像を描きたい」と述べていた。その一方、本作にはキャットウーマン(ゾーイ・クラヴィッツ)やリドラー(ポール・ダノ)、ペンギン(コリン・ファレル)というコミックでおなじみのヴィランが登場予定。これまではバットマン対ヴィラン軍団の構図が強調されてきただけに、ブルースとアルフレッドの関係性が重視されていることは新たな情報だ。

ところで、従来のバットマン映画でアルフレッドを演じてきたのは、マイケル・ガフやマイケル・ケイン、ジェレミー・アイアンズらそうそうたる名優たち。それゆえ老紳士のイメージが強いが、アンディは独自のキャラクター像を目指す姿勢だ。特に、『ダークナイト』3部作でケインが演じたアルフレッドに対しては「彼は伝説。あそこから始めるなんてことは僕にはできない」と“降参”し、「(本作では)シェイクスピアの有名な役どころを演じるようなものなんです」と語った。「過去に遡って、確かめて、自分自身のものを作らないといけません。自分と繋がる部分、重なる部分を見つけなければ」

『ザ・バットマン』の撮影は2020年1月下旬に開始され、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月中旬から一時中断されている。アンディは「まだ僕の撮影は途中なので、再開された時には、このことが(作品に)どう影響するのか楽しみです」と述べ、「だけど素晴らしい映画になりますよ」と手応えを明かした。「マット(・リーヴス監督)の脚本は、本当に申し分のない出来ですから」

映画『ザ・バットマン(原題:The Batman)』は2021年10月1日に米国公開予定。

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Source: LADbible

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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