Menu
(0)

Search

『ザ・バットマン』監督は結局マット・リーヴス!“初代ロビン”ナイトウィングも実写映画化へ

このところ情報が錯綜していた、映画『ザ・バットマン(仮題)』が、ひとまず落ち着きを見せつつある。ベン・アフレックの跡を継ぎ、『猿の惑星:新世紀』を手がけたマット・リーヴスが新たな監督に決定したようだ。

アフレック降板のニュースが流れた時点から、リーヴスは新監督の最有力候補として挙げられていた人物だ。しかしつい先日、ワーナー・ブラザースとリーヴスの交渉は決裂したと報じられ、監督としての登板は難しいと思われていた。交渉が再開されたのか、そもそも先日の“交渉決裂”報道がまったくの誤報なのかは定かではない。

今回、リーヴスが『ザ・バットマン』の監督に就任したという情報は、ワーナーが公式に認めたものだ。発表にあたり、リーヴスは以下のコメントを発表している。

「私は子供の頃から、バットマンのストーリーが大好きでした。彼は象徴的で、魅力的で、私の心に強く響いたキャラクターなのです。ケープド・クルセイダー(=バットマン)の壮大かつエモーショナルな新作を、大スクリーンにもたらすべく、ワーナー・ブラザース社と仕事ができることを、とても光栄に思い、また楽しみにしています」

なおリーヴスは、『ザ・バットマン』で監督とプロデューサーを兼任する。

ちなみに今回のワーナーによる発表には、ベン・アフレックの名前にまったく言及されていない。このことから、先日話題となったように、一部のファンは「やはりアフレックは完全に降板するのではないか」と噂している状況だ。もっともComicbook.comが関係者に取材したところ、予定通りアフレックは本作に主演するという。しかし、これだけ各所の情報に振り回されている状況なので、もはや本作に関しては公式発表以外すべて疑わしい状況だ。

[2017年2月24日 15:50更新]

ベン・アフレックは自身のTwitterで、リーヴスの参加を歓迎するコメントを発表した。リーヴスもこのツイートに反応しており、アフレックが本作に出演しない展開はほとんど考えづらいとみられる。

“初代ロビン”ナイトウィング、DCEUで実写映画化へ

またハリウッド・レポーター誌は、DCエクステンデッド・ユニバースで『ザ・バットマン』と重要な関係を結びそうな新作の存在を報じている。“初代ロビン”であるキャラクター、ナイトウィング(ディック・グレイソン)の実写映画が製作されるというのだ。

作品名ほか詳しい情報は明らかになっていないものの、『レゴ®バットマン ザ・ムービー』のクリス・マッケイ監督が、本作の監督としてワーナーとの交渉を進めているという。マッケイ監督は『レゴ®バットマン ザ・ムービー』でロビンを登場させているだけに、その手腕が気に入られたということかもしれない。なお脚本は『ザ・コンサルタント』のビル・ドュビュークが執筆する。

『ザ・バットマン』そしてタイトル未定の「ナイトウィング」。よく知られたヒーローたちが本格的に動き出して、DCEUにもますます充実の兆しが見えてきた。

https://theriver.jp/nightwing/

sources: http://comicbook.com/2017/02/23/matt-reeves-directing-batman/
http://comicbook.com/2017/02/23/why-was-ben-affleck-not-mentioned-in-the-batman-director-announcement/
http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/warner-bros-plotting-nightwing-movie-lego-batman-movie-director-978737
Eyecatch Image: http://www.zoom-comics.com/archives/8641/batman-and-nightwing/batman-and-nightwing-2/
(C) DC COMICS

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。