『ザ・バットマン』は「次なる進化を遂げる」 ─ ジェームズ・ゴードン役ジェフリー・ライトが予告

ロバート・パティンソン主演、DCコミックスの新たな単独映画『ザ・バットマン』は、若き日のブルース・ウェイン/バットマンを描くとされている。今も多くのことがベールに包まれている状態だが、ジェームズ・ゴードン刑事役のジェフリー・ライトいわく、本作はこれまでのバットマン映画とは異なる「次なる進化を遂げる」というのだ。
本作はコミックの原点に回帰し、若き日のブルース・ウェインにスポットライトを当てた“探偵物語”になると伝えられており、すでに公開されたバットスーツやバットモービルもダークな色調をまとっている。監督のマット・リーヴスも製作にあたり、ノワール映画やアルフレッド・ヒッチコック監督のミステリ映画を参考にしているという。リーヴス監督によるこうした新たな視点で描かれる本作に対して、現在も継続した試みが行われているといい、米ラジオ番組SiriusXMにてライトは「雰囲気やアイディア、設定、トーンを皆で創造している」と語っている。そして、ライトは本作について「(バットマンの)物語が始まった1939年以来の次なる進化を遂げるのです」と明かしたのだ。
「ゴッサムの次なる進化です。いまはマット(監督)が行っている試みやロバートがしていることを一緒に考えているんです。自分たちならではの、それでいてバットマンらしいものを創ろうとしています。」
「次なる進化」に関する具体的な言及を避けたライトは、バットモービルを「進化」の例として挙げている。「バットモービルの所の脚本を読んだ時に、私は“そうそう、これだよ”って感じでしたよ」。本作のバットモービルは、『ダークナイト ライジング』(2012)や『ジャスティス・リーグ』(2017)での装甲車や戦車のような大型ではなく、レトロでシンプルな印象だ。少なくともこの新バットモービルに、ライトの言う「次なる進化」の意味が隠されていることは間違いないといえるだろう。ライトはブルースのバットモービルについて、「いかついマッスルカーを想像すると思いますが、今回のはゴッサムに基づいている。アメリカに基づいているんです」と述べている。
ロバートとライトのほか出演者には、エドワード・ナッシュトン/リドラー役でポール・ダノ、オズ・コブルポット/ペンギン役でコリン・ファレル、アルフレッド・ペニーワース役でアンディ・サーキス、暗黒街の首領カーマイン・ファルコン役でジョン・タトゥーロが参加している。
映画『ザ・バットマン(原題:The Batman)』は2021年10月1日に米国公開予定。
Source: THR