『ザ・バットマン2』公開延期、「前作から5年空くのは普通」とジェームズ・ガン ─ 理由は脚本の未完成

DC映画『THE BATMAN―ザ・バットマン―』(2022)の続編映画『ザ・バットマン2(原題)』の米国公開が2027年10月に延期されたことについて、DCスタジオの代表を務めるジェームズ・ガンが説明した。
本作は2026年10月の米国公開予定とアナウンスされていたが、ワーナー・ブラザース&DCは2024年12月下旬に公開の延期を決定。Threadsのアカウントにて、ガンは「延期の理由は脚本が完成していないことだけです」と記し、監督・脚本のマット・リーヴスが現在も尽力していることを強調した。
「マットはできるかぎり最高の映画を作ることに全力を注いでいますが、執筆にかかる時間を正確に推測することは誰にもできません。大作映画の場合、脚本が完成したあと、プリプロダクション、撮影、ポストプロダクションにおよそ2年はかかります。」
『ザ・バットマン』シリーズはガンが統括する新DCユニバースには属さない独立した企画だが、DCスタジオを率いるガン&ピーター・サフランは本作の動きにも目を光らせることになる(スタジオ代表として、製作総指揮にクレジットされる可能性もあるだろう)。既報によると、撮影は2025年晩夏以降となる見込みだ。
前作からは5年の間隔が開くが、ガンは「公平を期して言えば、続編に5年以上の空白ができるのは普通のこと」だと記した。「『エイリアン』と『エイリアン2』の間は7年、『Mr.インクレディブル・ハルク』は14年、『ターミネーター』も最初の2本は7年。『アバター』は13年、『トップガン』は36年、そして『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』も2作目と3作目の間は6年ある」と。
幸いにも『ザ・バットマン』の場合、バットマン/ブルース・ウェインこそ登場しなかったが、スピンオフドラマ「THE PENGUIN―ザ・ペンギン―」(2024)が好評を博したばかり。ここから3年間と考えれば、そのギャップはより短いことになる。リーヴスらは『ザ・バットマン』のスピンオフ企画を複数進行しているというから、『ザ・バットマン2』の前に新たなスピンオフが登場する可能性もゼロではないはずだ。
映画『ザ・バットマン2(原題)』は2027年10月1日に米国公開予定。出演者やスタッフの正式発表が待たれる。
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