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「ザ・ボーイズ」製作者、「ケヴィン・ファイギは本当にスゴい」と尊敬 ─ ユニバース拡大の悩み、「全く別次元のチャレンジ」

ザ・ボーイズ シーズン3
©Amazon Studios

「ザ・ボーイズ」(2019-)のショーランナーとして製作を率いるエリック・クリプキが、ハリウッドの一大フランチャイズであるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を手掛けるケヴィン・ファイギへの尊敬を語っている。これには、「ザ・ボーイズ」がユニバース拡大の一途を辿っているが故の悩みがあった。

シーズン3が完結した「ザ・ボーイズ」では早くもシーズン4が決定している。このほか、気鋭クリエイターたちが参加したことで話題のアニメ「ザ・ボーイズ:ダイアボリカル」(2022-)が配信され、今後は大学生ヒーローたちを主人公としたスピンオフドラマも控えている。縦にも横にも広がりを見せる「ザ・ボーイズ」フランチャイズを、製作陣はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を倣って「ヴォート・シネマティック・ユニバース(VCU)」と呼んでいる。

Deadlineでは、現在「ザ・ボーイズ」シーズン4の脚本作業とスピンオフドラマの撮影を並行して進めているクリプキが、ユニバース拡大にあたっての懸念を語っている。フランチャイズを統括する身として、クリプキはケヴィン・ファイギの力量を改めて実感しているようだ。

「(スピンオフは)同じ世界の全く違う場所でのことなので、また違う心配もあります。でもこれまでは興味深くやってます。ケヴィン・ファイギは本当にスゴい方で、尊敬しますよ。今では僕たちもユニバースを作り上げるために上手くやろうと頑張ってます。でも似たようなストーリーにならないためにも、一つの作品として差別化するのはすごく難しくて。それぞれの作品を面白くして、それでいて2つを絡み合わせるというのは、全く別次元のチャレンジです。

「ザ・ボーイズ」のスピンオフドラマは、本家に登場するヴォート社が経営する大学を舞台に、一流のヒーローを目指す大学生ヒーローたちの熾烈な争いを描く作品。クリプキによれば、同スピンオフではシーズン4にも繋がっていくようなストーリーラインが登場するといい、MCUを倣ったユニバース展開が構想されているようだ。

ちなみにクリプキいわく、多くが謎に包まれているスピンオフドラマの物語については、シーズン3にもヒントが散りばめられているのだとか。その一つは、劇中で因縁の関係にあったAトレインとブルーホークの会話シーンに含まれているというから、もう一度観直してみてはいかがだろうか。

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Source: Deadline,Variety

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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