【ネタバレ】「ザ・ボーイズ」シーズン3第6話、それでも倫理的にアウトで断念されたアイデアとは?

この記事には、「ザ・ボーイズ」シーズン3第6話『ヒーローガズム』のネタバレが含まれています。

「ザ・ボーイズ」シーズン3第6話『ヒーローガズム』水生ヒーローの水中セックス案も
第6話『ヒーローガズム』では、原作コミックの衝撃エピソードが実写化された。ボーイズやセブンのメンバーは、それぞれの目的の為にペイバックの元メンバーが主催する毎年恒例のイベント“ヒーローガズム”へと向かう。そこでは、C級ヒーローたちが集結し、乱交パーティーがあけすけに繰り広げられていた。
会場では空飛ぶバイブレーターや氷柱のペニスといったヒーローならではの性玩具も完備されており、「ザ・ボーイズ」らしい演出も輝ったが、モラルを理由に断念されたアイデアもあったという。クリプキは、次のように悔しさを滲ませる。
「やりたかった全てのギャグを繰り出すことは出来ませんでした。ある時点では、『大アマゾンの半魚人』に出てくるようなタイプの水生ヒーローがプールの水中でセックスをしているというアイデアも議論されていました。でっかい消化ホースのようなものから潮吹きさせる定番ギャグも用意していたんです。ある女性がヒューイに向かってしぶいてしまうものもありましたし、あれは面白かっただろうな。それから尺も足りなくなっていって、結局マザーズ・ミルクのモノにまとめられたんです。」
クリプキによると、遡ることシーズン1の製作中、Amazonから放送倫理に関するミーティングの為に呼び出されたことがあったという。その場で製作陣は「ザ・ボーイズ」で描けることの限界を知ったはずだが、それでも並々ならぬ熱意をもって挑んだ『ヒーローガズム』では制約を感じたのだろう。
ちなみにクリプキら製作陣は、いざ『ヒーローガズム』の撮影ということになると、非常に緊張したそう。「正直、あの撮影全体にビビってました。裸の俳優があれだけたくさんいて、疑似セックスをしているんですから」とクリプキ。「何か間違いを犯してしまったらどうしようって思うとすごく怖かったですし、製作クルーの全員が警察のようになって、みんなにとって安心な空間になるように、“正しく、プロフェッショナルにやろう”って注意していました」と振り返り、万全の対策で撮影に挑んだことを語った。
Source: TV Line