【ネタバレ】「ザ・ボーイズ」シーズン4第2話の衝撃全裸アクション、ペニスを覆うペニスの履き物が特別に作られた

この記事には、「ザ・ボーイズ」シーズン4第2話『堕ちた者たちの生き様』のネタバレが含まれています。

「ザ・ボーイズ」シーズン4第2話の全裸クローンアクション、「信じられないくらい複雑でした」
「ザ・ボーイズ」シーズン4第2話『堕ちた者たちの生き様』では、超強烈なヒーローが登場した。オルタナ能力者運動家のファイアークラッカーの助手・スプリンター(ロブ・ベネディクト)だ。
その能力は、身体を分裂させてクローンを生み出すというもの。劇中中盤、トゥルース・コンの会場でプレゼンを行うファイアークラッカーの熱心なアシスタントとして登場したが、一方で何体ものクローンたちがムカデ人間のように並んで肛門を舐めるという、強烈な性癖の持ち主であるということも判明した(本人は、“違うんだ、これは”と主張していたが)。
スプリンターが一番の活躍を見せるのは劇中後半、トゥルース・コンの会場に潜入していたマザーズ・ミルク、フレンチー、キミコが、ホームランダーに雇われたシスター・セージ率いる敵集団に捕まってしまうシーン。ファイヤークラッカーと共に駆けつけたスプリンターは得意の分裂を使って自身のアーミーを作り出した。
ボーイズたちとの戦闘はほぼ互角。戦いが進むにつれて、スプリンター本体と全裸のクローンたちはボーイズを追い詰めたが、最後は応援に駆けつけたブッチャーによって本体が殺され、クローンたちも一斉に息絶えた。
この目を見張る全裸アクション、再現するのは想像以上に大変だったようだ。米Cinema Blendで同シーン製作の裏側を振り返るショーランナーのクリプキは、「信じられないくらい複雑でした」と語っている。なんと撮影には8日間もかかったという。
「ドラマにしてはかなり長いと思います。何が複雑だったかって、ボーイズのメンバー全員は(スプリンター役の)ロブとだけ戦っていたということ。どのシーンでも相手はロブ。全部再現しなくてはいけませんでしたし、彼は動きの一つひとつを丸暗記しなければいけませんでした。VFXで同じシーンに2人加えようが、3人加えようが、9人加えようが、常に俳優は1人なんです。それを撮影して編集して、次の位置に置き直して、また編集する。本当にありえないくらい複雑なトリックでしたね。」
この複雑なアクションシーンをやってのけたスプリンター役の俳優は、クリプキとはドラマ「スーパーナチュラル」(2005-2020)からの仕事仲間であるロブ・ベネディクト。クリプキによれば、ベネディクトは全裸アクションの撮影中にペニスを覆うペニスの履き物を着用していたとか。その形は「水着にゴム製のペニスを取り付けたようなもの」だったという。

ちなみに製作陣は、スプリンターによる大掛かりな自慰行為シーンでも尻を覆う尻の履き物を製作したのだとか。クリプキは、「彼が自分のケツを舐められるように完璧な補綴物を作らなければいけませんでした」と、その挑戦を語った。
「ザ・ボーイズ」シーズン4第1〜3話はAmazon Prime Videoで配信中。
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Source:Cinema Blend,Variety