【ネタバレ】「ザ・ボーイズ」シーズン4第1話、あの超有名女優のカメオ出演に気づいた? ─ 作品は知らなかったが「面白そう」とまさかの快諾

この記事には、「ザ・ボーイズ」シーズン4第1話『卑劣の極み』のネタバレが含まれています。

「ザ・ボーイズ」シーズン4第1話、タコ役でまさかのティルダ・スウィントン参戦
「ザ・ボーイズ」シーズン4では、一流スーパーヒーローチーム“セブン”に、いっそうのギスギスした雰囲気が漂っていた。スターライトやメイヴの離脱に加え、チームに復帰したディープとAトレイン、中身が入れ替わったブラック・ノワールはホームランダーの言いなり。ホームランダーは満たされない気持ちを募らせていき、ディープらに無茶な命令を容赦無く下すようになっていた。
それぞれが鬱憤をためていく中、7つの海の覇者であるディープは、あるモノに癒しを求める。タコだ。ヴォート社での会議ではタコを処分したと話していたディープだが、どうやら嘘をついていた模様。ホームランダーの支持者をバットで殴り殺す命令を終えたディープが自室で愚痴をこぼしていると、奥のクローゼットからは甘い囁きが聞こえてくる。ディープを「ベイビー」と呼んで慰めるその女性と思しき声、なんとタコだった。

どうやらディープは、アンブロシウスと呼ばれるタコと恋仲にあるようだが、このタコの声を務めているのはなんと『ドクター・ストレンジ』(2016)エンシェント・ワン役や『ナルニア国物語』シリーズなどへの出演で知られるティルダ・スウィントン。エンドクレジットを見て初めて気づいた方も多いであろうスウィントンのカメオ出演、いかにして実現したのだろうか。

米Varietyでは、ショーランナーを務めるエリック・クリプキがキャスティングの経緯を説明している。これまでの「ザ・ボーイズ」では、新キャストを起用する際に知人の俳優に声をかけることも多かったクリプキだが、スウィントンとは元々面識は無かったそう。脚本家ルームで、アンブロシウスについての議論を行なっていた際、声優には「一番洒落ていて、アカデミー賞を取っているイギリスの女優」が適役だということになったのだという。
そこで候補リストを作成した製作陣。クリプキいわく、『恋におちたシェイクスピア』(1998)でアカデミー賞助演女優賞を受賞したジュディ・デンチに白羽の矢が立ったというが、スケジュールの都合により出演が叶わなかったそう。それからクリプキは、2007年公開の『フィクサー』でアカデミー賞助演女優賞を受賞しているスウィントンに連絡を取ったといい、その後の流れを説明している。
「彼女の名誉のために言っておきますが、彼女は私たち(『ザ・ボーイズ』)のことを知りませんでした。でも、“なんだか面白そう。やります”と言ってくれたんです。彼女は当時スコットランドにいたと思いますが、現地のレコーディングブースに来てくださった。僕はLAのブースにいて、彼女に指示をいくつか与えました。彼女のようなすごい方がおバカなセリフを読んでいるのを聞けて、すごく幸せでしたね。仕事人生で最高の日になりました。」
スウィントン演じるアンブロシウス、色々と葛藤していそうなディープにとって無くてはならない存在だが、どうかディープの元相棒ダコ・ティモシーのような悲惨な運命だけは辿らないよう願いたい。
「ザ・ボーイズ」シーズン4第1〜3話はAmazon Prime Videoで配信中。
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Source:Variety