【ネタバレ】「ザ・ボーイズ」シーズン4第5話、「ジェン・ブイ」キャラクターの登場が意味すること

この記事には、「ジェン・ブイ」シーズン1と「ザ・ボーイズ」シーズン4第5話『ジャバウォックに気をつけろ』のネタバレが含まれています。

「ザ・ボーイズ」シーズン4、「ジェン・ブイ」シーズン1で闇堕ちしたサム&ケイトが登場
「ザ・ボーイズ」シーズン4第5話『ジャバウォックに気をつけろ』では、スーパーヒーロービジネスを営む大企業ヴォート社が、自社で手がける映像コンテンツのファンのためのイベントV52 Expoを開催する。各ヒーローたちを主人公とする新作ラインナップが発表されていく中、コメディドラマ『ザ・ガーディアンズ・オブ・ゴドルキン:フリップド』では、「ジェン・ブイ」に登場したゴドルキン大学出身のケイト・ダンラップとサム・リオーダンが主演を務めることが発表された。
「ジェン・ブイ」未鑑賞の方向けに補足を入れると、ヴォート社が運営するゴドルキン大学の生徒かつ能力者のケイトとサムは、同作シーズン1で能力者至上主義に傾倒するようになり、最終話『ゴドルキンの守護者たち』で闇堕ちしていた。ケイトは大学内に閉じこめられていた能力者を解放し、まだ善良な心の持ち主であったサムを洗脳。元々は仲間であったはずの同級生ヒーローたちと内乱を繰り広げ、最後は騒ぎを聞きつけ現場に駆けつけたホームランダーによって戦いは鎮められていた。
本来ケイトとサムは悪党の立場にあるはずなのだが、ホームランダーやヴォート社によって、大学の内乱を鎮めたヒーローとして「ゴドルキンの守護者」という称号が与えられていた。一方、2人に対峙した同級生ヒーローたちは幽閉されることになってしまったことも明かされたところで、「ジェン・ブイ」シーズン1は幕を閉じていた。

V52 Expoに登壇したケイトとサムは「ジェン・ブイ」シーズン1最終話の後の姿ということだが、2人の登場はヴォート社の卑劣さを強調する上で重要だったようだ。ショーランナーのエリック・クリプキは、「ザ・ボーイズ」シーズン4第5話での展開についてこう説明している。
「この作品の世界では何でもそうですが、ヴォート社はひどい悪役的なことをすると褒美を与える傾向にありますよね。だから、サムとケイトは『ジェン・ブイ』最終回の出来事で英雄とみなされ、このアホみたいなティーン・コメディを与えられ、新たな名声を得たんです。一方であの最終回の本当の英雄は、神のみぞ知る刑務所に閉じ込められています。本当のヒーローはたいてい無名であり、ヒーローであることは感謝されない仕事なんですよ。」
V52 Expo出演後も、ケイトとサムは“セブン”関係者のミーティングに参加。能力者至上主義を謳うホームランダーに陶酔していたようだった。前述の通り、クリプキは「ザ・ボーイズ」と「ジェン・ブイ」の本格クロスオーバーは行わないと明言していたため、ケイトとサムがシーズン4で大きな役割を担うとは考えにくいが、ともあれホームランダーにとっては心強い仲間ができたことだろう。
ちなみに、「ジェン・ブイ」からはシーズン2が決定済み。ホームランダーとの対面を経たケイトとサムの動向からは目が離せない。
「ザ・ボーイズ」シーズン4は第1〜5話までPrime Videoで独占配信中。
▼「ザ・ボーイズ」 の記事
「ザ・ボーイズ」最終回ついに撮了 ─ 「涙が止まらない」キャストが報告「大好きだよ、クソ野郎ども」 2026年、いよいよ完結 それなら「ザ・ボーイズ」辞めてやる ─ シーズン1製作ウラでバトル「何のためにこのドラマやってると思ってるんだ」 絶対に譲れない戦いがそこにある 「ザ・ボーイズ」ホームランダー精神崩壊シーン「うわ、来たぞという瞬間だった」と俳優 キャラクターを決定づけた瞬間 「ザ・ボーイズ」ヒューイ役、『Mr.ノボカイン』のクセで撮影に支障? ─ 「ネイサンはホームランダーを倒したくなると思う」 ヒューイとネイサンは気が合いそう 「ザ・ボーイズ」最終章、もうすぐ撮影終了 ─ ジェンセン・アクレス「僕の出番はすべて終わった」 2026年配信の見込み
Source:TV Line