『ザ・クリエイター/創造者』2024年2月7日ブルーレイ&DVD発売決定、冒頭9分無料公開 ─ 『ローグ・ワン』監督のオリジナルSF超大作

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)のギャレス・エドワーズ監督がすべての映画ファンに捧げた、実際に起こりうる人類とAIの戦いを描いた感動の近未来SF超大作 『ザ・クリエイター/創造者』のブルーレイ+DVDセット、4K UHDが2024年2月7日(水)に発売されることが決定した。また、本日12月5日(火)よりスタートのデジタル配信(購入)を記念し、物語の始まりを描いた冒頭から9分超の無料プレビューが到着している。
遠くない近未来、人類を守るはずのAIが核を爆発させた。人類とAIの戦争が激化する中、世界はAIの全滅を目指す米国とAIと共存するニューアジアに二極化していた。そんな中、元特殊部隊のジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は人類を滅ぼす兵器を創り出した“クリエイター”の潜伏先を見つけ、暗殺に向かう。だがそこにいたのは、兵器と呼ばれたAIの少女アルフィー(マデリン・ユナ・ヴォイルズ)だった。ジョシュアは純粋無垢な超進化型AIの彼女の破壊を命じられるが……。AIは人類の救いか、脅威か。争いの果てに2人が見つけた真実とは。観る者すべてに問いかけ、心を揺さぶる壮大な愛の物語が描かれる。

『TENET テネット』(2020)の主演で一躍時の人となったジョン・デヴィッド・ワシントンと、日本を代表する俳優の一人で、『GODZILLA ゴジラ』(2014)や『インセプション』(2010)の渡辺謙が初共演。また、天才的な表現力と演技力が絶賛された超進化型AIの少女アルフィーを演じたマデリン・ユナ・ヴォイルズと、彼女の日本版声優を務めた市川團十郎の長女であり舞踊家・女優としても各方面で活躍中の堀越麗禾は、映画初挑戦とは思えないほどの高い演技力で大きな話題となった。国内外で大注目のキャストたちが作品の魅力に大きな華を添えている。
ブルーレイのボーナス・コンテンツには、撮影から完成までを追ったファン垂涎のメイキング映像を収録。監督やスタッフのインタビューも交え、細部までこだわり抜いて創り上げられた深い作品の世界を本編とあわせて存分に楽しもう。
プロダクションノート
映画の誕生秘話:旅の中で見かけた奇妙な工場がきっかけ?

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の撮影が終わったあと、休暇が必要だと感じたギャレス・エドワーズ監督は、車での長い旅に出て、アイオワにある彼女の両親を訪ねた。その途中で見かけた日本語のロゴが描かれた奇妙な工場をみて、映画の出だしに良いと思ったという。

すでに頭の中に映画のほぼ全体像が出来上がっていたが、ホテルに缶詰め状態で脚本を書き上げると決意した矢先、ベトナムに滞在していた仲間のひとり、『キングコング:髑髏島の巨神』を撮ったジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督から、合流しないかと誘われ、彼と旅に出ることになった。エドワーズは、「頭の中をクリエイティブな脚本執筆のための脳に保ちながら、彼と1週間ベトナムを旅していると、その間中ずっと私のイマジネーションは激しく刺激され続けました。水田に立つ巨大で未来的な建物を想像したり、興味深いスピリチュアルな数々の問いについて考えたり、その結果として仏教の僧がAIであるというアイデアが生まれたりもしました。私はそこに強い魅力を感じ、自分の目の前に広がるベトナムを舞台にした『ブレードランナー』的なものを作ったらどうだろうというアイデアに胸を躍らせました。“この映画を今作らなければ、誰かに先を越されてしまうかもしれない……絶対にやらなければ!” と思ったのです」と語っている。
新しい製作手順:全てを逆方向から作るこだわりの手法

「映画の作り方は、映画のアイデアそのものと同じくらいに大切なものだと思います。他とはまったく違うアプローチでこの映画を作ることを重要視し、そうでなければ作る意味はないとさえ思っていました」とエドワーズ。「私たちが作ろうとしているのは低予算のブロックバスター作品ではない、史上最高に野心的なインディ映画を作ろうとしているのです」とプロデューサーに話したと語る。
「言葉で言うのは簡単ですが、実際に何をどうすればいいのか?」という疑問に対して「すべてを逆方向から作ろうと思う」とスタッフに説明し、「大きな映画会社の映画作りの流れは、まずデザイナーやアーティストらと話し合って、作品で描かれる世界をしっかりとデザインした後に、それを満たすロケーションがどこにも見つからないことが発覚したら、撮影所に巨大セットを作ったり、 グリーンスクリーンを背景に撮影したりする。私はそういうやり方をしたくなかったので、逆方向から進めることにしたんです。リアルな国々のリアルなロケーションでリアルな人々をまず撮影する。その上で、それらの撮影素材を編集してまとめた段階で、はじめてデザイナーらと話し合いをし、それらのショットの上から絵を描くようにSF世界を創作するという方法なんです。でも、スタッフはその発想に懐疑的でした。そんなこと実際に可能なのか?と。確かにクレイジーなギャンブルにも聞こえるので、私たちはまず、それが可能であることを証明することにしました」と語り、実際にプロデューサーのジム・スペンサーと2人でロケハンという体裁で旅をして、同じ製作方法で短編映画を製作し、実際に可能な手法であることを証明した。
商品概要
ブルーレイ+DVD セット

- 価格/組:5,390円(税込)/2枚組(ブルーレイ1枚、DVD1枚)
- ボーナス・コンテンツ(ブルーレイのみに収録):撮影から完成まで
4K UHD
- 価格/組:7,590円(税込)/2枚組(4K UHD1枚、ブルーレイ1枚)
- ボーナス・コンテンツ:ブルーレイ+DVD セットと同様。UHDには収録無し。
2023年12月5日(火)デジタル配信(購入)、2024年1月24日(水)デジタル配信開始(レンタル)
- 配信種類:字幕版、日本語吹替え版
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