【悲報】DC映画『ザ・フラッシュ』2度目の監督降板で公開延期の危機?監督コメントの翻訳あり
2018年公開予定のDCエクステンデッド・ユニバース作品『ザ・フラッシュ(原題)』から、リック・ファミュイワ監督が降板したことが判明した。降板理由は「創作上の不一致」で、ファミュイワ監督は正式にコメントを発表している。
『ザ・フラッシュ』これまでの経緯
『ザ・フラッシュ』から監督が降板するのは今回が2度目だ。
以前『高慢と偏見とゾンビ』の原作小説や『リンカーン/秘密の書』などの脚本を執筆したセス・グレアム=スミスが脚本・監督を務めると報じられていたが、「創作上の不一致」でプロジェクトを離脱している。その後、『LEGO®ムービー』のフィル・ロード&クリス・ミラーが原案、グレアム=スミスが執筆した脚本は使用される方針でプロジェクトは継続し、今年6月にファミュイワ監督が抜擢されていた。

ハリウッド・レポーター誌は、ファミュイワ監督の降板は製作の遅れが原因ではないかと報じている。もっともファミュイワ監督は、自身の監督作品『DOPE/ドープ!!』に出演したキーアージー・クレモンズを『ザ・フラッシュ』のヒロインに起用していた。このタイミングでの降板は、おそらく本人にとっても想定外だったのではないだろうか。
『ザ・フラッシュ』予定通り公開なるか?
ワーナー・ブラザース社は『ザ・フラッシュ』を2018年3月16日に公開予定だが、この期日を守ったまま新たな監督を探し、撮影に入る場合、約1年で映画を製作・公開することになる。しかし先日ベン・アフレック版『バットマン』が2018年春に公開されるという説が流れた際には、『ザ・フラッシュ』と公開時期がバッティングすることが指摘されていた。このことから、すでにワーナー内部では『ザ・フラッシュ』の公開延期が検討されているとも考えられる。
なお今回の降板にあたり、ファミュイワ監督は以下のようにコメントしている。
ワーナー・ブラザースとDCから、『ザ・フラッシュ』を監督する可能性を提案された時、私は幼い頃から大好きだった素晴らしいキャラクターの世界に入れるチャンスに興奮しました。それは現在でも変わりません。驚くべき若い俳優、エズラ・ミラーとの仕事にもワクワクしたのです。しかし私は、自分の考えやユーモア、関心に沿った『ザ・フラッシュ』を諦めてしまいました。プロジェクトで創作的に協力できなかったのは残念ですが、この機会には変わらず感謝しています。私は引き続き、若い世代の、現代的かつ多文化的な視点をもったストーリーを描けるチャンスを探そうと思います。ワーナー・ブラザース、DC、ジョン・バーグ(プロデューサー)、ジェフ・ジョンズ(プロデューサー)、エズラ・ミラーが、スピードフォースへの旅でベストを尽くせることをお祈りします。
映画『ザ・フラッシュ』、そしてリック・ファミュイワ監督の今後に期待したい。
source: http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/flash-movie-loses-dope-director-rick-famuyiwa-942604