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Netflix『グレイマン』ダヌーシュ演じるローンウルフ、続編実現なら「登場を保証」とルッソ監督

グレイマン
Paul Abell/Netflix © 2022

アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のアンソニー&ジョー・ルッソ監督最新作、Netflix映画『グレイマン』で異色の存在感を放つキャラクターがいる。『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』(2018)などのインド人俳優・ダヌーシュが演じる“刺客”ローンウルフだ。

クリス・エヴァンス演じる悪役ロイドの司令を受け、ライアン・ゴズリング演じる“シックス”を執念深く追いかけるローンウルフことアヴィク・サンは、劇中の出番こそ多くはないものの、寡黙なふるまいと激しいアクション、人物としての深みを感じさせる性格造形で強い印象を残す。タミル語映画のスター俳優であるダヌーシュは、初の海外大作映画となった本作で、いまや全世界から熱い視線を注がれる存在となった。

監督のルッソ兄弟も、その魅力にすっかり取りつかれてしまったよう。2022年7月21日(現地時間)にインド・ムンバイで開催されたイベントにて、ジョーは「原作が小説のシリーズですから、映画も拡大していくチャンスはある。[中略]もし物語を続けられるなら、ダヌーシュが今後も登場することを保証します」とコメント。アンソニーも「知り合いから“もっとダヌーシュを見せて”というメールがずっと来ているんです」と話した。

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ダヌーシュ自身もローンウルフ役の再演には前向きで、特に「ライアン(・ゴズリング)とまたお仕事ができたら最高」と語っている。「彼は本当に素敵で、親切で優しい方。おかげで撮影はとても快適でした。僕たちは互いにすごく尊敬しあっています。次も戦うにせよ、今度は戦わないにせよ、また共演できたらうれしいですね」。

もっとも、現時点でNetflixは『グレイマン』の続編計画を発表しておらず、製作が実現するかは不明。ジョーは「我々は登場人物の全員が大好きなので、この世界をさらに広げていきたい。物語の続きを観たいかどうか、みなさんの声が必要です」と力を込めた。

グレイマン
Paul Abell/Netflix © 2022

なおルッソ兄弟は、プロデュースを担当した『タイラー・レイク ―命の奪還―』(2021)をインドで撮影し、自ら監督・製作総指揮を務めた新作ドラマ「シタデル(原題:Citadel)」ではプリヤンカー・チョープラーを起用。今回のインド訪問では『きっと、うまくいく』(2009)などのアーミル・カーンとも食事の席を囲んだという。ジョーは現地の映画コミュニティに敬意を表し、「今後もなるべく多くのプロジェクトでインドの映画人とご一緒したい。楽しみにしています」と話した。

Netflix映画『グレイマン』は2022年7月22日(金)より独占配信開始中。

Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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