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『スパイダーマン:スパイダーバース』フィル・ロード&クリス・ミラー、SFアニメ映画の監督に決定 ― 少女とロボット描く「ハイブリッド・アニメーション」

スパイダーマン:スパイダーバース
(c) 2018 Sony Pictures Animation Inc. All Rights Reserved. | MARVEL and all related character names: (c) & TM 2019 MARVEL.

2019年の賞レースで破竹の勢いを示している『スパイダーマン:スパイダーバース』で製作総指揮を担当したフィル・ロード&クリス・ミラーが、同名SF小説を原作とするアニメ映画『The Last Human(原題)』で監督を務めることがわかった。米Deadlineほか複数のメディアが報じている。

『The Last Human』はリー・ベーコン著の児童文学作品で、2019年10月に米国で発売予定。大手スタジオによる争奪戦の結果、映画版の配給権は、フィル&クリスと関係の深いソニー・ピクチャーズが獲得した。二人は『くもりときどきミートボール』『21ジャンプストリート』シリーズのほか、『スパイダーマン:スパイダーバース』の計5作品で同社とタッグを組んでいる。

フィル・ロード&クリス・ミラー
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/17025411706/ Remixed by THE RIVER

物語の舞台となるのは、人類が絶滅したとされてから30年後の地球。ロボットが支配し、犯罪や汚染、戦争のなくなった地球で、12歳のロボットXR_935は幸せに暮らしていた。ある日、XRはエマという名の12歳の少女を発見する。ロボットの目から逃れていたエマは、地下壕にてこっそりと生きてきたのだ。やがて友情を育んだエマとXRは、2体のロボットとともに、地図上にある謎の地点を目指して、偏見や規則に逆らいながら危険な冒険へと出発する…。

“逆『E.T.』”とも伝えられている本作の映画版は、Deadlineによると「ハイブリッド・アニメーション」作品になるとのこと。『LEGO(R) ムービー』(2014)や『スパイダーマン:スパイダーバース』などで鮮やかなストーリーテリングと映像表現を融合させてきたフィル&クリスは、きっと本作でもさらなる可能性を見せてくれるにちがいない。二人はプロデューサーを兼任し、脚本は『シャザム!』(2019年4月19日公開)のヘンリー・ガイデンが執筆する。

なおフィル&クリスの次回監督作品は、同じくSF小説を映画化する『アルテミス(邦題未定、原題:Artemis)』。同作を完成させたのち、本作へと着手するという。二人はコメディドラマ「Business as Usual(原題)」で製作総指揮を務めるほか、本作とは異なるソニーの新作アニメ映画(タイトル不明)にも携わっているとのこと。相変わらず多忙の二人だが、それだけ世界から新作が待望されているということだ…!

フィル・ロード&クリス・ミラーが製作総指揮を務める映画『スパイダーマン:スパイダーバース』は2019年3月8日(金)全国ロードショー。

『スパイダーマン:スパイダーバース』公式サイト:http://www.spider-verse.jp/

Sources: Deadline, THR(1, 2), The Wrap

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Marika Hiraoka

THE RIVER編集部。アメリカのあちこちに住んでいました。