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『キャプテン・マーベル』続編、猫のグースが再登場 ─ 『ザ・マーベルズ』時系列は「ミズ・マーベル」直後

『キャプテン・マーベル』猫のグース
© 2019 MARVEL Supplied by LMK 写真:ゼータイメージ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『キャプテン・マーベル』(2019)の続編映画『ザ・マーベルズ(原題:The Marvels)』に、前作で愛された猫のグースが再登場することがわかった。ディズニーの大型イベント「D23 Expo」にて判明した。

Varietyによると、イベントの会場では『ザ・マーベルズ』の本編映像が限定上映され、本作が「ミズ・マーベル」(2021)最終話のポストクレジットシーン直後から始まること、猫のグースが登場することが明らかになったという。『キャプテン・マーベル』で初登場した猫のグースは、キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァース(演:ブリー・ラーソン)や、ニック・フューリー(演:サミュエル・L・ジャクソン)とともに旅をしており、とりわけフューリーには大いにかわいがられた。ところがその正体は……。

この記事には『キャプテン・マーベル』および「ミズ・マーベル」第6話『ノーノーマル』のネタバレが含まれています。

D23 Expoのステージには、キャプテン・マーベル役のブリー・ラーソン、ミズ・マーベル/カマラ・カーン役のイマン・ヴェラーニ、そして「ワンダヴィジョン」(2021)から登場するモニカ・ランボー役のテヨナ・パリス、そして監督のニア・ダコスタが登場。ラーソンは本作がキャプテン・マーベルの単独続編ではなくチームアップ作品となったことについて、「チームができてうれしい。私にもチームがあるんだ、って」と語った。

「ミズ・マーベル」第6話『ノーノーマル』のポストクレジットシーンでは、自室に寝転んでいたカマラ・カーンのバングルが光り始め、彼女は突如姿を消してしまう。その代わりに現れたのは、キャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァース。「嘘でしょ」と慌てた様子でどこかへ走り出していったが……。

会場で上映された『ザ・マーベルズ』の映像では、宇宙服を身にまとったモニカ・ランボーがニック・フューリーと一緒にいる様子や、彼女がいきなりミズ・マーベルと入れ替わる(宇宙服を着たカマラが出現する)現象が確認できたという。どうやらキャロルとカマラ、モニカの3人は、なんらかの条件下で互いに入れ替わってしまうようだ。映像にはフューリーとモニカがカマラの家を訪ねる様子や、カマラの自宅でのアクションシーンなども含まれた。

ところで気になるのは、“入れ替わりの謎”をめぐる物語に猫のグースがどう介入してくるのかということ。グースの正体は“フラーケン”というエイリアンで、口から飛び出す触手でなんでも飲み込む能力を持つ。その体内には「ポケット・ディメンション」と呼ばれる異次元が広がっているのだ。

『ザ・マーベルズ』の出演者はブリー・ラーソン、イマン・ヴェラーニ、テヨナ・パリスのほか、ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソン。そのほか『ベルベット・バズソー 血塗られたギャラリー』(2019)のゾウイ・アシュトンがヴィラン役を務め、「梨泰院クラス」(2020)のパク・ソジュンも出演すると報じられている。

監督は『キャンディマン』(2021)のニア・ダコスタで、黒人女性監督がMCUの映画作品を手がけるのは今回が初めて(ちなみに「ミズ・マーベル」のポストクレジットシーンはダコスタが演出した)。1989年生まれの新鋭で、『ブラックパンサー』(2018)のライアン・クーグラーを抜き史上最年少でのMCU就任となる。脚本は「ワンダヴィジョン」のミーガン・マクドネル。

映画『ザ・マーベルズ(原題:The Marvels)』は2023年7月28日に米国公開予定

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Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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