「ザ・ペンギン」第2話の銃撃シーン、新開発のフラッシュ銃を使用 ─ 先端に強力ライト、「本物の銃使わず済む」

DCドラマ「THE PENGUIN ─ザ・ペンギン─」第2話『スパイ』では、劇中に銃撃戦シーンが登場した。実はこの撮影では、安全を考慮した新たな撮影用の銃が用いられたようだ。
第2話『スパイ』では映画さながらのアクションシーンが登場。銃撃戦が描かれ、コリン・ファレルが演じるオズ・オブことペンギンも発砲して応戦する。
米Max公式の解説動画によれば、この撮影では新たに開発されたフラッシュ銃が使われた。見た目は銃のようだが、銃口に強力なライトが付いている。演者がトリガーを引くと、これに合わせて先端のライトがピカピカと閃光。本編ではそこに銃撃音や血飛沫の編集・演出も加わり、まるで本物の銃を撃っているように見える。
「安全性のためです。おかげで、現場で本物の銃を使わずに済む」と、VFXスーパーバイザーのジョニー・ハン。実際に、2021年には映画の撮影でアレック・ボールドウィンが扱った拳銃に手違いで実弾が込められており、撮影監督のハリーナ・ハッチンス氏が被弾して亡くなるという悲劇が起こっている。
また、1994年の映画『クロウ/飛翔伝説』でも実弾が入っていた撮影用の銃誤射により、主演のブランドン・リーが死亡。そのリブート版として2024年に米公開された『ザ・クロウ(原題:The Crow)』では、撮影に本物の銃を使用しないという取り決めがなされたという。
「THE PENGUIN ─ザ・ペンギン─」のために開発されたフラッシュ・ガンがあれば、より安全な撮影が行えつつ、リアルな銃撃シーンを演出することができるようになるはずだ。実際のシーンは「THE PENGUIN ─ザ・ペンギン─」第2話『スパイ』で確認しよう。
▼ 「ザ・ペンギン」の記事
コリン・ファレル、新DC映画『サージェント・ロック』主演交渉中 ─ 『ザ・バットマン』ペンギン役と並行して演じる DCダブル役 『ザ・バットマン』ロバート・パティンソンはDCU移籍せず、新バットマン映画は積極進行中 ─ 「ペンギン」シーズン2は不明 また別のバットマン登場へ 「デアデビル:ボーン・アゲイン」ライバルは「ザ・ペンギン」? ─ 「ディズニープラス史上最もダークです」 どちらもハードな描写 「ザ・ペンギン」シーズン2「絶対やりたい」 ─ マット・リーヴス、『ザ・バットマン』ユニバース拡大に取り組み中 GG賞でも見事受賞 「ザ・ペンギン」スケアクロウ出てた説、ショウランナーが答える ─ マスクと手袋は偶然か? しかしあれは……