セバスチャン・スタン、ドナルド・トランプ演技はアドリブ ─ 寝る間惜しんで役作り、お腹もポッコリ太って挑む

米国大統領選を間近に控えたドナルド・トランプの若かりし日を描く映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』に主演するセバスチャン・スタンは、かなり綿密な役作りに挑んだようだ。
1980年代、当時20代だったドナルド・トランプは、父の会社が政府に訴えられて破産寸前に追い込まれる中、悪名高き弁護士ロイ・コーンと出会う。コーンは、トランプに〈勝つための3つのルール〉を伝授し、彼を洗練させていく。コーンはトランプを徐々に一流の実業家に育てて成功に導くが、やがてコーンの想像を超える怪物へと変貌を遂げていき……。
米Varietyのインタビューに応じたスタン。トランプに成り切るため、自身のスマホにトランプの身体的特徴に関する動画130本と、70年代から現在まで、様々な時代のトランプを捉えた写真を集めた562本の動画を入れ、トランプの話し方や容姿などを徹底的に研究したと明かしている。
役にドップリ浸かりきったスタンは、監督を務めたアリ・アッバシの勧めでシーン全体をアドリブで演じたという。トランプの独特な喋り方を再現するために、子音を意識して口をすぼめるように話すようにしたとのことで、肉体改造についても言及している。
監督に「どれぐらい体重を増やせる?」と訊かれたと回想したスタンは、「驚きますよ。2ヶ月で、かなり体重を増やせるんです」とコメントし、実際に15ポンド(約7キロ)増量した。スタンはインタビュアーに、上半身裸でポーズをとり、たるんだ胸筋と少し出たお腹を露わにしたセルフィー写真を見せたそうだ。
さらにスタンは、米トーク番組「TODAY」に出演した際、「どのように役に成りきりましたか?」との質問に、「眠るようにしているけど、寝ませんでした。世の中には数多くの研究や、映像もドキュメンタリーもたくさんあります。彼が今日見るような姿になった過程は、詳しく記録されています」と回答。眠る間も惜しんで役作りに励んだと示唆したスタンは、「僕にとっては楽器を演奏するようなものです。ピアノの前に座って練習して上達し、最終的には寝ていても弾けるようになるんです」と説明している。意識せずとも、トランプに成りきることが出来るようになったようだ。
トランプ役で主演するスタンと並び、ロイ・コーン役を演じるのは、「メディア王 ~華麗なる一族~」(2018-2023)の主演で知られ、『ジェントルメン』(2019)などに出演しているジェレミー・ストロング。脚本は、長年にわたり、トランプ前大統領を取材してきた政治ジャーナリストでもあるガブリエル・シャーマンが担当した。
セバスチャン・スタンが渾身の役作りに挑んだ『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』は2025年1月17日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。
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