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【ネタバレ】『プレデター:ザ・プレイ』あのエンドロールは続編を示唆していた?

プレデター:ザ・プレイ
(C)2022 20th Century Studios

この記事には、『プレデター:ザ・プレイ』のネタバレが含まれています。

あのエンドロールで描かれたのは続編の物語?

プレデター:ザ・プレイ
(C)2022 20th Century Studios

“生きるために狩りをする人類”VS“狩りをするために生きるプレデター”。本作では種族と技術の壁を越え、ナルというネイティブ・アメリカン/コマンチ族の最強戦士と、プレデターの戦士としての誇りをかけた戦いが描かれている。音もなく忍び寄り、ひとり、またひとりと仲間を殺めてゆくプレデター。これまで体験したことのない恐怖に襲われるナルだが、最後には巧みな仕掛けにより、プレデターを狩猟することに成功した。ナルはプレデターとの戦いに勝利を果たした後、コマンチ族の仲間たちのもとへと帰っていく。こうして本編の幕は閉じたのである。

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近年では本編後、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品のように、ポストクレジットシーンが登場することが定番となっており、そこで続編への展開が示唆されることが多い。一方、『プレデター:ザ・プレイ』にポストクレジットシーンは存在しないものの、本編後に登場したアニメーションのエンドロールでは、今後の物語を思わせるような様子が描かれている。このエンドロールの大部分は、アニメーションを通して映画本編の内容を語り直すというものだが、ラストにはナルをはじめとするコマンチ族の前に、プレデターの宇宙船と思われる複数の機体が地球へと接近してくるという展開が用意されていたのである。

この仕掛けに気付いたファンが、『プレデター:ザ・プレイ』続編製作への思いを募らせているのだ。米The Hollywood Reporterのインタビューに、本作で監督を務めたダン・トラクテンバーグは、続編の可能性について質問されたところ、「僕の中にいるオタクは、この映画を書き始める前に、見渡せる限りの将来を見据えていました。一方で、僕の中にいる大人は、“物事を楽観的に考えてはいけない、とにかく慎重に取り組むんだ。まっすぐに、可能な限り最高な映画を作るんだ”と言っていたんです」と述べている。続編を視野に入れながらも、そこにとらわれずぎないように意識して製作に乗り出したようだ。また、アニメーションのエンドロールについては以下のように説明している。

「エンドクレジットはともかくとして、何か他の作品の前編として作られたものではない映画を観るのは、何か新鮮な感じがしています。完成された思考を観るのはいいものでしょう。一方、ほかの映画ではポストクレジットシーンになるものが、僕たちの映画では、アニメーションのエンドロールになっているのも気に入っています。僕たちのエンドタイトルはストーリーテリングなんですよ。」

ダン・トラクテンバーグ監督は別の取材でも、『プレデター』シリーズの今後の展開について、「多くのエキサイティングなアイデアがあります。一番興奮するのは大胆な振り幅で、今までやったことのないものをやれる余地がありますから」と続編製作に前向きな姿勢を示していた。その具体的な構想は伏せながらも、もしかしたらエンドロールで描かれた展開と関係があるのかも……?

映画『プレデター:ザ・プレイ』は、ディズニープラス「スター」にて独占配信中。

Source:The Hollywood Reporter , Deadline

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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