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『マッドマックス』フュリオサへの想いをシャーリーズ・セロン吐露 ─ 「リキャストに悪意は感じないが、良い気分にはならない」

Fuzheado https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Charlize-theron-IMG_6045_(cropped).jpg

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)でフュリオサ役を演じたシャーリーズ・セロンは、前日譚を描く『マッドマックス:フュリオサ』(2024)で同役を若手アニャ・テイラー=ジョイに譲った。公開からしばらくが経ったが、思い入れの深い役だけに、今も複雑な思いが残っているようだ。

もともと『フュリオサ』でジョージ・ミラー監督は、セロンを再起用し、若返りのCGを施す意向だった。しかし技術的に困難だったためこれを諦め、若い俳優が探されることになった。

セロンは米The Hollywood Reporterにて『フュリオサ』を鑑賞したと認め、「本当に素晴らしい映画だと思います。私はアニャが大好き。素晴らしい俳優です」と讃えている。

『怒りのデス・ロード』といえば、長期にわたる過酷な撮影でスタッフやキャストたちには大きな苦労があった。撮影中、セロンはマックス役のトム・ハーディと犬猿の仲に陥っていたというエピソードも知られている。難産の作品だっただけに、セロンの役への思い入れは深い。

だからこそ、役が別の俳優の手に渡ってしまったのには複雑な気持ちがあるようだ。「リキャストに関することで、私としては悪意に感じたことは何もありません。ただ、時間がかかりすぎてしまったというだけで、そのことはちゃんと理解しています。でも、良い気分になるわけではありません」とセロン。「これまで演じたキャラクターの中でも、私はフュリオサの中に一番長く住んでいたかもしれませんし、大変でした。本当に大変でした」と繰り返しながら、「それでも『マッドマックス:フュリオサ』は絶対に素晴らしい作品」と太鼓判を推している。

なお、マックス役のトム・ハーディは2024年時点で『フュリオサ』を未鑑賞だと述べている。「観ていませんが、ジョージが撮るのだから特別な作品であることは確かでしょう」。

Source:The Hollywood Reporter

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から企画制作・執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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