『マイティ・ソー バトルロイヤル』ロキ&ハルクの『アベンジャーズ』再現シーンがあった ― あの作戦はクリス・ヘムズワースの発案

映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』には、これまでのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品を思わせるシーンやイメージが少なからず登場する。タイカ・ワイティティ監督は「ほかのMCU作品を無視しようと努めた」と語っていたが、その参照元の多さは、ともすれば近頃の作品で群を抜いているのではないか……。

ところで本作には、『アベンジャーズ』(2012)以来の対面となるロキ(トム・ヒドルストン)&ハルク(マーク・ラファロ)の本編には存在しない『アベンジャーズ』の再現シーンがあったようだ。監督が英Empireの取材にて語っている。

注意

この記事には、映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』のネタバレが含まれています。

マイティ・ソー バトルロイヤル

©Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

ソー&ロキ、入れ替えて制裁

ロキとハルクによる『アベンジャーズ』の再現シーンは、物語のクライマックス、惑星サカールから一行がアスガルドへ戻ってきた後に使用される予定だった。民衆を救出する船に乗ってロキが現れた後、監督によればこんな場面があったというのだ。

「橋(編注:虹の橋ビフレスト)の上に、ソーとロキ、それからハルクが降りてくるんです。少しだけ並んで立って、それからハルクがロキを画面の外へぶっ飛ばすんですよ。『アベンジャーズ』でハルクがソーにやったみたいに。」

つまりロキ&ハルクの再現シーンは、純粋に二人のシーンをやり直すのではなく、ソー&ハルクのシーンを弟で再現するという趣向のものだったのだ。そういえばサカールの闘技場では、『アベンジャーズ』でロキがやられていたように、ハルクに掴まれたソーが地面にボコボコ叩きつけられるという“兄弟を入れ替えた再現”が行われていた……。

なお監督いわく、このロキ&ハルクのシーンは「(試写の)観客から人気があったのに、時間の都合で削除しなければならなかった」とのこと。DVDに入るだろうか?

「助けて」作戦、クリス・ヘムズワースの発案だった

ところで本作ではソー&ロキが絶妙なタッグを見せているが、なかでも出色なのは「助けて」作戦だろう。ロキの肩を担いだソーが大声で助けを求めて近づきつつ、そのまま敵にロキを投げつけるという完全に勢いだけの戦い方だ。

 

ワイティティ監督は本作の撮影中、多くのシーンでアドリブ演技(即興演技)を採用したことを明らかにしている。俳優の自由を引き出しつつ最良のシーンを撮るための方法なのだが、なんと「助けて」作戦はソー役のクリス・ヘムズワースが発案したものだというのだ。

「あれは彼のアイデアですよ。この映画には、彼の意見をそのまま取り入れたところがたくさんあります。シーンのエモーショナルに力を注ぐ、もっと楽しくしたがる人物が近くにいたのはとても幸運でしたね。」

もっとも、この戦い方そのものがヘムズワースの発案なのか、戦い方に「助けて」という名前を付けたのが彼だったのかはわからない。しかし本作には、きっと彼の知られざるアイデアがたくさん詰まっていることだろう……。

映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』は2017年11月3日より全国ロードショー

Source: https://www.empireonline.com/movies/features/thor-ragnarok-12-revelations-director-taika-waititi/
©Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

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稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。

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