【ネタバレ】『ソー:ラブ&サンダー』ゼウス役ラッセル・クロウ、堕天使サタンを演じる案もあった ─ 怖すぎるコンセプトアートが公開

この記事には、『ソー:ラブ&サンダー』のネタバレが含まれています。

『ソー:ラブ&サンダー』サタン版ラッセル・クロウ
『ソー:ラブ&サンダー』でクロウが演じたゼウスは、ギリシャ神話の最高神として神々から崇められる全知全能の存在。これまで様々に映像化されてきたゼウスは、MCU版では「全能の街(オムニポテンス・シティ)」に居を構え、美女を従えながら優雅に暮らしていた。しかし、完璧な存在であるはずのゼウスの邪悪な部分が見え隠れし始め、最後にはソーたちが反旗を翻したのだった。
このゼウスを演じたクロウを巡っては、まったく別のキャラクターも検討されていたようだ。それが、同じく神話に登場するサタン。ルシファーの別名でも知られる堕天使の長だ。つまり、『ソー:ラブ&サンダー』では、クロウを最初から明白な悪役として登場させるつもりだったということだろう。
クロウのコンセプトアートを担当していたマイルズ・テベスは、自身のInstagramでサタンと化したクロウのスケッチ画を公開。特殊メイクやアニマトロニクスなどを製作する豪制作会社Odd Studioとのやり取りの中で、サタン版を描画することになった経緯も明かしている。
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「私は、このラッセル・クロウの画を依頼されたオーストラリアのOdd Studioに、もしかしたら『ソー:ラブ&サンダー』にサタンとしてコメディ系のカメオをすることになるかもしれないからって言われました。結局上手くはいきませんでしたけど。私の描いた画を見て、そう判断したっていうのでなければ良いですけど。もちろん理解はしています。」
コンセプトアートでは、ちぎれた足を鷲掴みにしたサタンが玉座に座している。テベスが公開した別の画では、ソファに寝そべるバージョンのサタンも確認できる。
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クロウの役がゼウスに決定された経緯については定かでなく、投稿の内容から、恐らくテベス自身も把握していないものと思われる。劇中では、全能の街の華々しいイメージがゼウスの堕落ぶりを際立たせたが、もしもクロウが地獄の支配者であるサタンを演じていた場合、ストーリー展開は全く別物になっていただろう。
『ソー:ラブ&サンダー』は公開中。