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【ネタバレ】『ソー:ラブ&サンダー』絶叫ヤギさんの元ネタはテイラー・スウィフトの面白ネット動画だった

ソー:ラブ&サンダー
©Marvel Studios 2022

この記事には、『ソー:ラブ&サンダー』のネタバレが含まれています。

 ソー:ラブ&サンダー
©Marvel Studios 2022

みんなが困惑したヤギさん絶叫ボイス、元ネタはネット動画

『ソー:ラブ&サンダー』の冒頭ではガーディアンズと行動していたソーが、敵に侵略された惑星を救ったお礼に巨大なヤギ2頭を贈られ、彼らはソー一行にとって欠かせない旅のお供となる。MCUの実写作品でデビューとなったヤギさんたちは、コミックでは1970年代に初登場。原作でトゥースグナッシャー(Toothgnasher)とトゥースグラインダー(Toothgrinder)と命名された2頭は、実写版では耳障りながらも、なぜか笑える強烈な鳴き声を発するのが特徴だ。米Insiderのインタビューに応じたワイティティ監督が、絶叫ヤギのインスピレーションの源について質問され、意外な答えを返している。

「もともとヤギは鳴くはずではなかったんです。ヤギはコミックで描かれているから映画にも登場させるつもりだったけど、どんな鳴き方をするかは考えていませんでした。そうしたらポストプロダクション(撮影後準備)の担当者が、テイラー・スウィフトの曲でヤギが叫んでいるミームを見つけたんです。僕は、その存在すら知らなかったんですが、絶叫ヤギの鳴き声を聞いて、これは最高だと思いました。多くの観客は、僕の叫び声だと思ったかもしれませんが、違います。」

監督が言及したミームだと思われる動画ではヤギの絶叫が効果的(?)にフィーチャーされ、まさに『ラブ&サンダー』のヤギさんが上げる絶叫のオリジンは“ここにアリ”と感じさせるものがある。

さらにワイティティ監督は、こんな裏事情を明かしている。

「ヤギのCGを作った業者の人が、ヤギの鳴き声が入ったファンメイドのテイラー・スウィフトの曲『I Knew You Were Trouble』を加えただけだと思うけど、僕たちはそれが超面白いと思ったんです。だから、この鳴き声はCG制作者の仕事の進み具合を表していただけで、映画のためでも何でもなく、単なる報告だったんですよ。でも、叫び声がマジで最高すぎてね。

どうやら監督の説明によると、ヤギのCGを担当したアーティストが“思うように仕事が進んでません。絶叫状態です”と報告するために、“ヤギ”を引っかけた絶叫ミームを使ったところ、それがそのまま映画に起用されたということのようだ。

ソーたちが乗るヴァイキング船を牽引し、すっかり仲間となった絶叫ヤギさん2頭は、米ディズニープラスにて2022年12月に配信予定の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/ホリデー・スペシャル』にも登場するようなので楽しみに待ちたい。

『ソー:ラブ&サンダー』は公開中。

Source:Insider

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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