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『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』は前作『バトルロイヤル』の「2倍くだらない」 ─ タイカ・ワイティティ監督、大幅パワーアップを予告

『マイティ・ソー』シリーズの第4作『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor: Love and Thunder)』について、脚本・監督のタイカ・ワイティティが予告した。どうやら次回作は、シリーズの作風を一新した前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)の「2倍くだらない」作品になるというのだ。

かねてよりワイティティ監督は、『ラブ&サンダー』の草稿を書き終えたことを明らかにしていたが、米Wiredによると、監督が完成させたのは脚本の初稿とのこと。ここからマーベル・スタジオとの打ち合わせを重ね、完成稿に向けて脚本がブラッシュアップされていくことになる。監督は、もちろんストーリーの詳細を明かさないながらも、次回作のスケールや作風について、端的にこう述べた。


「もっとスケールの大きい、もっと騒々しい、そしてもっと仰々しい作品になりますよ。リスクを承知で、『バトルロイヤル』の2倍くだらない作品にしたらどうなるかな、ということだけに興味があるんです。」

『バトルロイヤル』といえば、『マイティ・ソー』第1作・第2作とは裏腹に、ワイティティ監督らしいオフビートなユーモアが詰め込まれた一作だ。正統派の冒険映画らしい筋立ての中で、ソー役のクリス・ヘムズワースとハルク役のマーク・ラファロが愉快な掛け合いを見せ、グランドマスター役のジェフ・ゴールドブラムがのびのびと個性を発揮していたのである。そのかたわら、ヒーローとしてのソーの魅力もかつてないほど存分に発揮された作品でもあった。次回作は前作のテイストを維持しつつ、さらなる勢いを加えた作品になるということだろう。

https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36076107822/

『ラブ&サンダー』には、ナタリー・ポートマン演じるヒロインのジェーン・フォスターが復帰し、ソーとしてハンマーを手にして活躍。いわば“ソー2人体制”のストーリーになるが、あくまでも主人公は従来通り、ヘムズワース演じるソーが務める。なお、ワイティティ監督自身が演じるコーグも再登場するということだ。

ただし、監督が「スケールの大きい、騒々しい、仰々しい作品」「2倍くだらない」と予告する一方、コミックファンの間では、早くから本作のシリアスな展開を予測する声もある。コミックにおいて、女性版ソーとして活躍するジェーンは乳がんを宣告されており、闘病のかたわらアスガルドや人々のために戦うという設定。ソーとしてのパワーは病の苦しみを軽減するが、彼女自身が病から解放されたわけではないのだ。監督はこのエピソードを「個人的に大好きなストーリー」だと言い、次回作に取り入れる可能性も否定していない。

なお、テッサ・トンプソン演じるヴァルキリーは本作でアスガルドの女王の座に就いているという設定。『ラブ&サンダー』では、前作で描き切れなかったセクシャルマイノリティという設定を踏まえ、新しい物語が用意されるということだ。こちらもファンの間では、早くから“お相手”の予想合戦が始まっており、ブリー・ラーソン演じるキャプテン・マーベルを推す声も上がっているところ。しかし、これについてワイティティ監督は“忠告”している。

みなさんがマーベルに求めていることを言いすぎるのは危険だと思うんです。なぜなら、そうすると彼らは別のことをやりたがる傾向にあるから。(マーベルの)誰もがファンの声にある程度は耳を傾けたいと思っていますが、同時に、完全にファン向けの映画を作りたいとは思っていませんからね。そういうことに意味はないと思われますから。誰もが、みなさんを驚かせたがっているんですよ。」

映画『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor: Love and Thunder)』は2021年11月5日に米国公開予定。なお、本作のマーベル・シネマティック・ユニバースにおける正確な時系列は未定(2019年10月26日現在)。

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Source: Wired

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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