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MCUヴィラン映画『サンダーボルツ』の主人公、『ブラック・ウィドウ』エレーナの可能性高まる

ホークアイ
(C) 2021 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初のヴィラン・ムービー『サンダーボルツ(原題:Thunderbolts)』の主人公が、『ブラック・ウィドウ』(2021)のエレーナ・ベロワとなる可能性が高まってきた。

米Deadlineの記者であるジャスティン・クロール氏が、このたび米国のポッドキャスト「The Town」にて、エレーナ役を演じるフローレンス・ピューに言及。エレーナが「すでにスピンオフが決まっているスーパーヒーロー」であるとし、『サンダーボルツ』が事実上のスピンオフ作品だと語った。

『サンダーボルツ』は政府の招集を受けて任務に挑むヴィラン・チームの物語で、2022年7月に製作が正式発表されたもの。クロール氏は本作を「マーベル版『スーサイド・スクワッド』」だと説明し、「彼女がワイアット・ラッセルやダニエル・ブリュールら、善人ではないが悪人でもない人々のチームを率いるコンセプト」と述べている。

サンダーボルツ(原題)
(c) 2022 Marvel

そもそも本作の第一報を伝えたのは、ほかでもないクロール氏だった。2022年6月、Deadlineは『サンダーボルツ』の企画が進んでいること、本作にエレーナのほか「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」(2021-)でワイアットが演じたUSエージェント、ダニエルが演じたバロン・ジモが登場する可能性があることを報じていたのだ。現時点で登場キャラクターは発表されていないが、早くからクロール氏がなんらかの情報をつかんでいたことも考えられる。ちなみに当時、クロール氏は3人のほか、ゴースト、タスクマスター、アボミネーション、ウィンター・ソルジャーの名前を挙げていた。

フローレンス演じるエレーナは『ブラック・ウィドウ』ののち、ドラマシリーズ「ホークアイ」(2021)にも登場。現時点で今後の登場作品は明かされていないが、しばしのお休みを経て『サンダーボルツ』でMCUに復帰するという流れは自然だろう。ちなみに本作の脚本を『ブラック・ウィドウ』(2021)のエリック・ピアソンが執筆していることも、エレーナの再登場を予感させる要素のひとつだ。

映画『サンダーボルツ(原題)』は2024年7月26日に米国公開予定。監督は『ペーパータウン』(2015)やカニエ・ウエストらのMVを手がけてきたジェイク・シュライアーが務める。

Sources: The Town, The Direct

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。