アニメ「TIGER ＆ BUNNY」のハリウッド実写化企画が再始動した。映画化企画として過去に伝えられていたが、テレビドラマシリーズとして現在は進行中のようだ。バンダイナムコピクチャーズより公式発表されている。

「TIGER ＆ BUNNY」は、“NEXT”と呼ばれる個性豊かな特殊能力者たちが、ヒーローとして近未来的な架空都市の平和を守る姿を描く物語。それぞれのヒーローたちは、スポンサー援助を実在の企業から受けながら活動しているという設定だ。2011年に日本にて放送され、絶大な人気を博した。2022年4月より、最新作「TIGER & BUNNY2」がNetflixにて独占配信中である。

公式発表によるとバンダイナムコピクチャーズは、「TIGER ＆ BUNNY」ハリウッドドラマシリーズ化に向けて、SK Globalとパートナーシップを締結したとのこと。アメリカ・ロサンゼルスやニューヨーク、ムンバイ、シンガポールに拠点を置くSK Global は、『最後の追跡』（2016）をはじめ、『クレイジー・リッチ！』（2018）など様々な映画の製作や出資などを担当してきた企業だ。

ドラマシリーズのショーランナーおよび脚本を担当するのは、M・レイヴン・メッツナー。「スリーピー・ホロウ」（2013−2017）「アイアン・フィスト」（2017−2018）などでプロデューサーや脚本を務めていた人物である。エグゼクティブプロデューサーにはメッツナーのほか、「TIGER ＆ BUNNY 2」でも製作総指揮を務める尾崎雅之、SK Global の共同創業者兼共同会⻑であるシドニー・キンメル、そして、『COWBOY BEBOP』『GHOST IN THE SHELL』のハリウッド実写版を手掛けた藤村哲也が名を連ねている。

製作陣からのコメント

M・レイヴン・メッツナー（ショーランナー・脚本）

「『TIGER & BUNNY』のアニメーションシリーズの大ファンとして、このユニークで活気に満ちたストーリーを実写シリーズとして実現するチームの一員になれることをとても嬉しく思います。私たちは、観客が新しいと感じるようなクールなスーパーヒーローの物語を構想しています。現代を生きる私たちにとって、ソーシャルメディアやテレビのリアリティ番組がどのような影響を与えているのかを探りながら、ヒーローであることの意味を新たな角度から表現していきたいと思っています。これを実現するためにSK Global以上のパートナーはいません。SK Globalは、国際的な考え方を持った素晴らしくユニークな会社であり、この多様でリアリティを感じさせるヒーローたちを実写シリーズ化する上で非常に重要な存在だと考えています。」

SK Global ジョン・ペノッティ、チャーリー・コーウィン、マーシー・ロス、シアン・リー（プロデューサー）

「私たちやレイヴン、そしてバンダイナムコピクチャーズのチームは、このユニークな物語が普遍的で時代を超えた魅⼒を持っていると確信しているので、『TIGER & BUNNY』を実写シリーズ化することに非常に興奮しています。そのカラフルなキャラクター、素晴らしいアクション、ユーモア、スペクタクル、ミステリーは、実写化においても、現代の俳優、製作関係者、そして観客を惹きつける魅⼒と⾔えるでしょう。」

バンダイナムコピクチャーズ・バンダイナムコミュージックライブ 尾崎雅之（エグゼクティブプロデューサー）

「『TIGER & BUNNY』の実写化プロジェクトについては、これまでかなりの紆余曲折があり、再起動の為には様々な方々の理解と⽀えが必要でした。困難な状況の中、良き縁にも恵まれ、特にSK GlobalのようなアジアのIPとパートナーを大切にする素晴らしいパートナーと巡り会えたことで、再び新たなスタート地点に到達することが出来ました。タイバニを愛する才能あふれるショーランナーであるM・レイヴン・メッツナー氏と共に、原作アニメーションのエッセンスを生かしつつ、世界中の視聴者に楽しんでもらえるような、新しい作品をお届けできることを心から楽しみにしております。」