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『DUNE/デューン』ティモシー・シャラメ、オススメの出演映画を厳選紹介 ─ ウェスやグァダニーノ監督新作、ウィリー・ウォンカ前日譚ほか今後の出演作も

ティモシー・シャラメ
WENN.com 写真:ゼータ イメージ

2021年における最大の超大作、『DUNE/デューン 砂の惑星』がついに公開を迎えた。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督にとって、『ブレードランナー2049』(2017)以来となる世界待望の最新作では、『君の名前で僕を呼んで』(2012)にて彗星のごとく現れ一躍有名となった若手俳優、ティモシー・シャラメが主演を務めた。

ドゥニ・ヴィルヌーヴをはじめ、ルカ・グァダニーノ、クリストファー・ノーラン、スコット・クーパー、グレタ・ガーウィグ、ウディ・アレン、ウェス・アンダーソンなど、名だたる監督たちの作品に出演してきたティモシー・シャラメは、かねてよりヴィルヌーヴと仕事を共にしたかったようで、「まさに夢が叶った瞬間」だったと話していた。同作では、“未来が視える”能力を持ち、全宇宙を救うため砂の惑星を救うため立ち上がる主人公、ポール・アトレイデス役を演じている。

デューン
https://youtu.be/n9xhJrPXop4

『DUNE/デューン 砂の惑星』を観終えて、ティモシー・シャラメに魅了された方も多いだろう。本記事では、そんなシャラメがこれまでに出演してきた作品を厳選していくつか紹介するとともに、今後の待機作についても簡単におさらいしたい。

ティモシー・シャラメ オススメの出演作

『君の名前で僕を呼んで』(2017)

ティモシー・シャラメがアカデミー賞主演男優賞の初候補入りを果たした作品で、その名を世界中に轟かせた映画だ。アカデミー賞では主演男優賞のほか、作品賞・歌曲賞・脚色賞にもノミネートされ、脚色賞では見事に受賞を果たした。

1983年、イタリアの避暑地。エリオ(ティモシー・シャラメ)は、両親ともに別荘で夏を過ごしにやって来た。ほどなくして、オリヴァー(アーミー・ハマー)という父の教え子が合流する。17歳と24歳、歳の離れたふたりは惹かれあうが、初めて抱く男性への恋心に戸惑い、なかなか素直になれないエリオ。それでも、ふたりの距離は徐々に縮まっていき、やがて告白のときが訪れる。同時に、夏の終わりも迫っていた。

生涯忘れられない、胸が張り裂けるような恋の痛みと喜びを描くまばゆい傑作。絵画のように美しい色彩や、シャラメの繊細かつ瑞々しい演技にも魅了されるだろう。監督を務めたルカ・グァダニーノは、本作のほか、『胸騒ぎのシチリア』(2015)『サスペリア』(2018)、ドラマ「僕らのままで/WE ARE WHO WE ARE」(2020)で知られる鬼才だ。

『ビューティフル・ボーイ』(2018)

『君の名前で僕を呼んで』で注目を集めたティモシー・シャラメ。そんな気鋭俳優の待望の次回作として話題を呼んだ本作は、シャラメがドラッグ依存症に苦しむ青年を怪演し、ゴールデングローブ賞で助演男優賞として候補入りを果たした。

スポーツ万能で成績優秀、将来を期待されていた学生ニック・シェフ(ティモシー・シャラメ)は、ふとしたきっかけで手を出した薬物に次第にのめり込んでいく。更生施設を抜け出したり、再発を繰り返すニックを、大きな愛と献身で見守り包み込む父親デヴィッド(スティーヴ・カレル)。何度裏切られても息子を信じ続けることができたのは、すべてを超えて愛している存在だから。ニックの再生への旅は始まったばかり……。

実際に薬物依存症だった「13の理由」(2017-2020)の脚本家と、その父親がそれぞれの視点で執筆した二冊の回顧録を原作とする、実話に基づく愛と再生の物語。堕ちていく息子を信じ続ける父親を演じるカレル、同じことを繰り返しては傷つき、破滅の道を突き進むニックにふんしたシャラメ。ふたりのセンシティブでありながら、パワフルな演技に注目だ。

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)

名作小説『若草物語』を、『レディ・バード』(2017)のグレタ・カーウィグ監督がみずみずしく蘇らせた本作は、アカデミー賞で作品賞・主演女優賞・助演女優賞・脚色賞・作曲賞にノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞した。

19世紀アメリカ、マサチューセッツ・ボストン。マーチ家の四姉妹の次女、ジョー(シアーシャ・ローナン)は⾃分を曲げられずに周囲と衝突しながら小説家を目指している。控えめの長女を慕うジョーは、姉には⼥優の才能があると信じるが、当の本人は幸せな結婚を望んでいた。また、ジョーが溺愛する⼼優しい三女は病という⼤きな壁に立ち向かっており、ジョーとのケンカが絶えない四女も自分なりに家族の幸せを追い求めていた。ともに夢を追い、輝かしい少⼥時代を過ごした四姉妹は、⼤⼈になるにつれて現実に向き合い、それぞれの物語を⽣み出していく。

Writer

Minami
Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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