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『タイタニック』ガチ勢ファン、ビデオテープを1560本集める ─ 目標は100万本

@titanicfan97

ジェームズ・キャメロン監督、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレット共演の『タイタニック』(1997)は公開から25年を過ぎた今も、世界中で絶大な人気を誇る一大巨編だ。熱狂的なファンも数多いる中、1,560本も『タイタニック』のVHSテープを所有している超強火ファンがコレクションを披露しているTikTok上の動画が話題になっている。

動画の投稿主はフロリダ在住のビデオ編集者JD。『タイタニック』でディカプリオが演じたキャラクター、ジャック・ドーソン(Jack Dawson)の頭文字を拝借したと思われるTikTokerは自らのアカウント’titanicfan97 ’で108,000人以上のフォロワーを誇っている。

@titanicfan97 How long would it take to watch my entire collection of Titanic on VHS #titanic #fordays ♬ original sound – titanicfan97

『タイタニック』への偏愛をテンション高く叫びまくるコンテンツは、定番の「開封動画」から、ミュージシャンのウィアード・ポールとコレクション対決するものまで様々。映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』でクッパが歌う「Peaches」の替え歌「Dawson 」を披露したものもある。

Varietyのインタビューによると、JDが『タイタニック』の魅力に取りつかれたのは6歳の時に劇場で鑑賞して以来だという。

「ジャック・ドーソンマニアでしたね。何が始まったかはすでにご存じでしょう。あの日からは逃れられなかった。家族も『タイタニック』が大好きだったものですから、僕は当時、『タイタニック』の全てと一体化していましたね。」

JDがVHSを収集し始めたのは2012年のこと。お店の最上段の棚に陳列された数本が輝いて見え、「今まで誰も買わなかったってことか」と気付き購入したそうだ。TikTokを始める前にも所有数100本を有していたというから驚きだが、本格的なコレクションが始まったのは2022年。JD本人がリサイクルショップやガレージセールで売られているものを自分で300本ほど収集した以外は、アカウントのフォロワーがVHSを送ってくれるのだそう。コレクション数がどのように推移していったか示すグラフや、送られたきたVHSが梱包された段ボールが部屋に山積みされている様子を公開した動画もある。コレクションの中には日本版も含まれており、ファンアートやマスコットなどの関連グッズがVHSとともに同梱されていることもある。

JDのネクストゴールは1997本。『タイタニック』の公開年と同じ数字を達成した後も、まだまだ夢は尽きないようだ。「この世には250万本VHSが出回っているので、少なくとも100万本は僕がカバーしたいです」と抱負を語っている。とはいえ、VHSはDVDやBlu-rayと比べるとかさばる上に、『タイタニック』は194分という長尺のため、上下2本組になっている。これまでは編集室に収納していたものの、すぐにいっぱいになってしまい、そろそろ寝室に移動させなきゃと考えている最中らしい。JDのコレクション計画がどこまで進むかが気になるところだ。

Source:TikTok,Variety

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。