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『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』削除シーンの一部が判明 ― ブルーレイに収録へ

©Walt Disney Studios Motion Pictures ©2017 & TM Lucasfilm Ltd. 写真:ゼータ イメージ

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の、本編から削除されたシーンが一部判明した。米Colliderの取材に対して、ライアン・ジョンソン監督と編集担当のボブ・ダクセイ氏が語っている。

劇場公開以前、ライアン監督は本作の初期編集版が約3時間20分あったこと、気に入っていたシーンを泣く泣く削除したことを明かしていた。ただし監督は、同時に「劇場公開版がディレクターズカット版」とも明言している

注意

この記事には、映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のネタバレが含まれています。

©Walt Disney Studios Motion Pictures ©2017 & TM Lucasfilm Ltd. 写真:ゼータ イメージ

レイ&ルークの特訓、フィン&ローズの潜入ミッション

ライアン監督は『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の削除シーンについて語る上で、「映画全体としてはまったくない方が良いんです」と再び強調。その上で、「でも、すごく良い場面があったんですよ」と明かしている。

本編に収まらなかったものとして、ライアン監督が「非常に大きな場面だった」と話しているのが、惑星オクトーにおけるレイとルーク・スカイウォーカーの特訓シーンだ。監督は詳細を語っていないものの、どうやら「彼女が経験する、さらなる試験」が描かれる、「すごく感情に訴える場面」だったのだという。デイジー・リドリーとマーク・ハミルが実際に撮影に臨んだようなので、いずれ観られることに期待しよう。
ちなみにボブ氏によると、惑星オクトーでは、レイとケアテイカーたちのシーンにロング・バージョンが存在するということだ。

またライアン監督とボブ氏は、フィン&ローズ&DJによる、スノークの旗艦船メガ・デストロイヤーへの潜入ミッションを一部カットせざるを得なかったことを非常に残念がっている。
なにやら監督によれば、そこにはメガ・デストロイヤーの巨大オフィスを3人がこっそり通り抜けようとする場面が存在したとか。ボブ氏は3人のシーンについて「とても良い場面がありましたが、早い段階でカットしました。映画の一部分としてバランスが取れていないことが明らかだったからです」と述べている。しかし本当に愉快なシーンだったようで、カットが決まった際には多くの編集スタッフから文句が出たほどだったという……。

さらにライアン監督は、フィンのシーンがいくつかカットされていること、その中には映画冒頭のフィン&ポー・ダメロンの場面も含まれていることを明かしている。昏睡状態のフィンが目覚めた直後、ポーから最新情報が伝えられるというシーンで、こちらも非常に楽しい仕上がりになっていたようだ。

先日も語られていたように、こうした削除シーンの数々はブルーレイに収録される予定だという。すでに監督は「ブルーレイが出る時にしっかりお話しします。観てもらうのが楽しみなんですよ」と述べて、そのクオリティに自信をにじませているのだ。

「たった2ショットくらいのものがいくつかあるだけなら“出さないでおこう”って言いますが、すべてが大きな場面だし、すべてが良いので公開するんですよ。」

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は2017年12月15日より全国の映画館にて公開中。ブルーレイが出る前に、ぜひ何度も見返しておこう……!

Source: http://collider.com/the-last-jedi-deleted-scenes-details/
©Walt Disney Studios Motion Pictures ©2017 & TM Lucasfilm Ltd. 写真:ゼータ イメージ

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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