「THE LAST OF US」シーズン2、アビー役に『ブックスマート』ケイトリン・デヴァーが決定

同名ゲームの実写化ドラマ「THE LAST OF US」シーズン2の主要キャラとなるアビー役に、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2019)などのケイトリン・デヴァーが抜擢されたことがわかった。米Varietyなどが報じている。
本作「THE LAST OF US」は、寄生菌の感染爆発によって文明が崩壊した世界で、生存者のひとり・ジョエル(ペドロ・パスカル)と、寄生菌の抗体を持つ少女・エリー(ベラ・ラムジー)の危険な旅路を描く物語。爆発的ヒットを記録したシーズン1は、2023年1月12日(現地時間)にシリーズ最高視聴率で幕を閉じた。シーズン2以降は、ゲーム版第2作『The Last Of Us Part II』に基づく物語を複数シーズンにわたって描くとみられる。

アビーはゲーム第2作の主人公の1人であり、複雑な人間性ゆえファンから賛否両論を呼んだキャラクターだ。ドラマ版におけるアビーの役柄は、 「熟練した兵士であり、自分が愛した人々のため復讐を果たそうとするにつれ、その白黒の世界観が覆されていく」と説明されている。
ちなみに、デヴァーは原作ゲームのエリーにそっくりであることから、長年ファンから「実写版エリーを演じてほしい」とラブコールを受けていた人物。デヴァー自身もゲーム版のファンであり、エリー役に意欲を示していたが、結果的にベラ・ラムジーがその座を射止めた。
脚本・製作総指揮のクレイグ・メイジンとニール・ドラックマンは共同声明を発表し、「シーズン2のキャスティングプロセスはシーズン1と同じです。才能以上に重要なものはなく、ケイトリンのような高名な役者がペドロ(・パスカル)やベラ(・ラムジー)、そして我々ファミリーの一員になってくれることに感激しています」と語っている。
過去にもヒットドラマに多数出演してきたデヴァーは、「アンビリーバブル たった1つの真実」(2019)ではゴールデングローブ賞、「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」(2021)ではゴールデングローブ賞とエミー賞にノミネートされた実力派俳優。映画の出演作は『ブックスマート』のほか、『チケット・トゥ・パラダイス』(2022)や『誰も助けてくれない』(2023)、製作総指揮も兼任した『ロザライン』(2022)など様々な作品で活躍している。「THE LAST OF US」シーズン2でも、その才能を存分に発揮してくれることだろう。
なお、「THE LAST OF US」シーズン2の撮影は2024年2月に開始予定。米HBOおよびMaxでの放送・配信は2025年になる見込みだ。
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Source:Variety