『The Last of Us』HBOドラマ版、ペドロ・パスカルがジョエル役に ─「ゲーム・オブ・スローンズ」ベラ・ラムジーがエリー役に決定

米HBOによる、人気ゲーム『The Last of Us』のドラマシリーズで、主人公ジョエルを「マンダロリアン」(2019-)『ワンダーウーマン 1984』(2020)のペドロ・パスカルが、少女エリーを「ゲーム・オブ・スローンズ」リアナ・モーモント役のベラ・ラムジーが演じることがわかった。米Deadlineが伝えている。
ゲーム『The Last Of Us』は、人間を凶暴化させる寄生菌の感染爆発によって荒廃した米国を舞台に、娘を失った主人公ジョエルと、寄生菌の抗体を持つ少女エリー、ふたりの危険な旅路を描いた作品。2013年にPlayStation 3専用タイトルとして発売された。ドラマシリーズのストーリーはゲームに基づくものとなり、2020年に発売された続編『The Last of Us Part II』の要素が含まれる可能性もあるとのことだ。

ペドロ・パスカルが演じるジョエルは、感染爆発が起きる中で娘を失い、その後は混沌と化した世界を生き抜くためなら手段を選ばなくなった男。根は親切で頼り甲斐のある男でもある。任務で共に旅に出ることになったエリーとは、最初こそ距離を置き冷たくしながらも、最終的には命懸けで守ろうとする関係になっていく。
一方のエリーは、感染者に噛まれながらも凶暴化しないという、人類を救う鍵を握る希望とも言うべき存在。感染爆発が生じた後に生まれた子であることから、豊かで平和な時代を知らず、子供らしい一面を持ちながらも逞しく、行動力があり芯の強い少女だ。また、エリーは同性愛者であり、ドラマでも同設定は引き継がれるという。
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パイロット版監督には、カンテミール・バラゴフが就任。アレクサンドル・ソクーロフ監督に師事した後、『Beanpole(英題)』でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門の監督賞に輝いた逸材だ。脚本・製作総指揮は「チェルノブイリ」(2019-)のクレイグ・メイジンのほか、ニール・ドラックマンが担当。製作総指揮としてほか、「ゲーム・オブ・スローンズ」「チェルノブイリ」のキャロリン・ストラウス、Naughty Dogのエヴァン・ウェルズ、PlayStation Productionsのアサド・キジルバッシュ&カーター・スワンが名を連ねている。
ドラマ「The Last of Us(原題)」は、HBO局にて米放送され、HBO Maxでも米配信予定だ。
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Source: Deadline