『The Last of Us』ドラマ版、新たな出演者発表 ─ トミー役声優が別役で出演、ビルも登場

サバイバルアクションゲーム『The Last of Us』のドラマシリーズ化企画に新たな出演者たちが発表された。
米Deadlineによると、『The Last of Us』のトミー役の声優として知られる、ジェフリー・ピアースが同役とは異なる役として本作に出演するとのこと。演じるのは隔離地区の反乱者ペリー。トミー役には代わりに、『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)のガブリエル・ルナが演じる。
そのほか発表された出演者は、「アイアン・フィスト」(2017-2018)のマレー・バートレットと、「チェルノブイリ」(2019)のコン・オニール。バートレットはフランク役、オニールはビル役で登場。ふたりのキャラクターはパンデミック後、孤立した町で孤独に暮らす生存者とのみ伝えられている。ビルといえば、ゲームではジョエルのかつての仲間で、リンカンの町で登場した男で、フランクはビルのパートナーだ。もっともふたりが同一人物なのかは定かでない。
ゲーム『The Last Of Us』は、人間を凶暴化させる寄生菌の感染爆発によって荒廃した米国を舞台に、娘を失った主人公ジョエルと、寄生菌の抗体を持つ少女エリー、ふたりの危険な旅路を描いた作品。全10話構成となるドラマシリーズのストーリーは、ゲームの1作目に基づいた内容が描かれるという。
キャストには上述の追加組のほか、「マンダロリアン」(2019-)『ワンダーウーマン 1984』(2020)のペドロ・パスカルがジョエル役、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)のベラ・ラムジーがエリー役、『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)のガブリエル・ルナがトミー役、ニコ・パーカーがサラ役として参加。マーリーン役は、マール・ダンドリッジがゲーム版から続投する。
パイロット版監督には、カンテミール・バラゴフが就任。『Beanpole(英題)』でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門の監督賞に輝いた逸材だ。そのほか監督としては、アリ・アッバシ&ヤスミラ・ジュバニッチが起用されている。アッバシは『ボーダー 二つの世界』(2018)で、ジュバニッチは『サラエボの花』(2006)や、『アイダよ、何処へ?』(2021年9月17日公開)などで知られており、いま世界中から最も注目される鬼才監督と言っても過言ではないふたりだ。
脚本・製作総指揮は「チェルノブイリ」(2019-)のクレイグ・メイジンのほか、ニール・ドラックマンが担当。製作総指揮としてほか、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)「チェルノブイリ」のキャロリン・ストラウス、Naughty Dogのエヴァン・ウェルズ、PlayStation Productionsのアサド・キジルバッシュ&カーター・スワンも名を連ねている。なお撮影は、すでにに開始されており、2022年6月8日に終了する見込みだ。
ドラマ「The Last of Us(原題)」は、HBO局にて米放送され、HBO Maxでも米配信予定。
Source: Deadline