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『ファンタビ』コリン・ファレル、『シャーロック・ホームズ』ガイ・リッチー監督の新作に出演へ ─ 格闘技のトレーナー役で

コリン・ファレル
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/27995501294/ Remixed by THE RIVER

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016)でパーシバル・グレイブス役を演じ、久々の大作映画で世界中の観客の心をつかんだ俳優コリン・ファレルが、『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督による新作映画『Toff Guys(原題)』に出演することがわかった。米The Hollywood Reporterなどが報じている。

『Toff Guys』は、ヨーロッパの古くから続く大富豪の家系「オールド・マネー」と、新参者であふれた近代のマリファナ業界の衝突を背景に、マシュー・マコノヒー演じるイギリスの麻薬王が、自らの“帝国”を億万長者に売却しようと目論むストーリー。コリンは総合格闘技のファイターたちを鍛えるトレーナー役で契約交渉に入っているとみられ、The Hollywood Reporterは参加が決定したと伝えた。一方で、米Varietyは2018年11月30日(米国時間)の時点で「契約は完了していない」としているが、いずれにせよ出演交渉は最終段階に入っているとみられる。

なお本作には、マシュー演じる主人公の妻役で『アンダーワールド』シリーズのケイト・ベッキンセールが出演すると報じられていたが、なんらかの理由でケイトは企画を離脱。後任者として、ドラマ「ダウントン・アビー」(2010-2015)のミシェル・ドッカリーが起用されたことが判明している。

マシュー、ミシェル、コリンのほかには、『クレイジー・リッチ!』(2018)のヘンリー・ゴールディングがベトナム人のギャング役、“ラブコメの帝王”ヒュー・グラントが主人公を脅迫しようとするゴシップ誌の記者役で登場。『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015)や『モリーズ・ゲーム』(2017)のジェレミー・ストロングも出演する。

ちなみに『Toff Guys』は、登場人物が入り乱れるスリリングな展開とアクションが特徴の、リッチー監督の初期作品『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998)や『スナッチ』(2000)に近い作風になるといわれている。脚本はリッチー監督のほか、『シャーロック・ホームズ』(2009)に出演経験のあるマーン・ダビエス、『コードネーム U.N.C.L.E.』(2015)などでリッチーのアシスタントを務めたイヴァン・アトキンソンが執筆した。

コリン・ファレルの出演次回作は、ティム・バートン監督がディズニーの名作アニメ映画を実写化する『ダンボ』(2019年3月29日公開)、『それでも夜は明ける』(2013)のスティーヴ・マックイーン監督によるスリラー映画『妻たちの落とし前』(2019年4月公開)。春には出演作の日本公開が相次ぐとあって、こちらにもご注目いただきたい。

Sources: THR, Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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